2014/08/24
無理して動いている時の差異
身体優位の人が
無理をして動いている時は、
外側に対する「無感覚」が強まりますよね。
極端な場合。
鈍いか、
相手からは人を無視をしているように
見える状況になります。
*
意識優位の人が
無理をして動いているときは、
内側に対する「無感覚」が強まります。
食べなくなったり、
眠らなくなったりしやすいです。
*
感じなくする対象が違うので、
観え方が違うのです。
*
でもどちらも、
ある一定レベルを超えた人の場合。
うわべだけ観ていると、
同じように、
笑顔を絶やさず、
人当たりよく、
相手への気持ちよさを最大限
配慮する状況になりやすいです。
ということは、
気がつかれにくいです。
*
そして、
これは、
極端に
意識優位な人と
身体優位な人だけが
お互い解り合える可能性が高いのです。
*
ところが、
この無理の仕方は、
お互いが基本的に真逆なので、
配慮が非常に難しいことであるケースが多い。
迂闊にカップルになってしまうと、
表面的には殆ど同じ表現であっても、
強烈な差異があるので
強い軋轢が生まれやすいのです。
*
誰しもが、
アウェイでの無理というのは、
ホームで癒そうとします。
*
となった場合。
上記の差は理解しにくい上に、
理解してもらえないことへの
強いショックを双方に生みやすいのです。
*
大好きな相手にだからこそ、
解って欲しいから。
だから。
ベースにある、
身体と意識の優位の差を理解することは、
すごく大切な要素なんじゃないのかな?
と思うのでした。
これもインサイト・ロジックの中では、
基本的な要素として
網羅されていることです。
ストーン・コンシェルジュ & 作家 みたけさやか
2014/08/21
誰を助けたいと思っているのか
薄々気がついていたのですが。
久しぶりの休日らしい休日に、
そうか、
わたしは
父を助け出したかったんだ。
母を助け出したかったんだ。
と思ったのです。
*
そうやって
パートナー選びには、
父を投影して居たように思います。
*
ずっと不思議でした。
いつからか、
悪い夢を観ているみたいに、
同じ色彩と対峙している感覚がやってきて。
そのペールグリーンは、
特定の誰かなのか?
単に同じエネルギーを持っている人だ
ということだけなのか?
自分でも区別がつかなくなったのです。
*
おかしいなと思ってからは、
周囲をよくよく
観察するようになりました。
もちろん公私にわたって、
沢山の方のお話も伺っていますので、
検証もしています。
*
わたしが観ているこの人は、
本当に、この人なのか?
それとも何かの投影なのか?
…そうしているうちに
気がついたのは、
わたしが取り組んでいることは、
「ある種の社会問題なのかもな」
という飛躍的な見解でした。
*
同じようなことで、
同じようにしんどい想いをする人が、
こんなに居るとしたら、
それは誰かと誰かの個人的な問題を超えて、
社会のひずみなのではないかな?
という。
だとしたら、
わたしには何が出来るんだろう?
ということを思いました。
*
わたしから観ると、
それは
社会に与えられた
「男らしさ」とのギャップに
苦しんだり傷ついている男性像でした。
女性がまたその「女らしさ」によって
苦しんだり傷ついているのは、
周囲から聴き過ぎる程聴いていたのですが、
男性も同じだったのです。
*
じゃあ何故、そんなことが起るのか?
*
そうやって紐解いていくと。
最後に残ったのは、
親子関係でした。
ここに全てが入っていました。
*
赤ん坊だった頃、
まっさらだった意識の中に、
「相手の抱えていた傷」や
「相手の感じる喜び」などが入っていく。
ポジティブなものも、
その逆のものも入っていくのです。
それを「insight logic」では、
初期インストールと呼んでいます。
その図式を仮説として持ち、
沢山の検証をさせてもらっていたのですが。
その見解で正しそうです。
*
だからこそ。
パートナーシップの背景には、
必ずと言っていい程、
家系・家系の抱えている
「関係性」の課題が引き継がれていきます。
自分は本当にこれでいいのか?!と
気がついて軌道修正するまでは、
永遠に、です。
何故って、
慣れているものに人は
まず、ホッとするからでもあるのです。
*
慣れていた環境から離れて、
ホッとしてみると。
ああ、そうだったのか。
わたしはホッとしていなかったのか!
と生まれて初めて、理解出来るのです。
まさに今、わたしはその環境に居ます。
*
その時に、
やっと解ることは。
ああ、
本当に助け出したかったのは、
父であり、母であり、
それは
彼らに笑っていて欲しかった
「わたし自身だ」
ということでもあるんだなあ…と。
ストーン・コンシェルジュ & 作家 みたけさやか
登録:
投稿 (Atom)