2014/08/21
誰を助けたいと思っているのか
薄々気がついていたのですが。
久しぶりの休日らしい休日に、
そうか、
わたしは
父を助け出したかったんだ。
母を助け出したかったんだ。
と思ったのです。
*
そうやって
パートナー選びには、
父を投影して居たように思います。
*
ずっと不思議でした。
いつからか、
悪い夢を観ているみたいに、
同じ色彩と対峙している感覚がやってきて。
そのペールグリーンは、
特定の誰かなのか?
単に同じエネルギーを持っている人だ
ということだけなのか?
自分でも区別がつかなくなったのです。
*
おかしいなと思ってからは、
周囲をよくよく
観察するようになりました。
もちろん公私にわたって、
沢山の方のお話も伺っていますので、
検証もしています。
*
わたしが観ているこの人は、
本当に、この人なのか?
それとも何かの投影なのか?
…そうしているうちに
気がついたのは、
わたしが取り組んでいることは、
「ある種の社会問題なのかもな」
という飛躍的な見解でした。
*
同じようなことで、
同じようにしんどい想いをする人が、
こんなに居るとしたら、
それは誰かと誰かの個人的な問題を超えて、
社会のひずみなのではないかな?
という。
だとしたら、
わたしには何が出来るんだろう?
ということを思いました。
*
わたしから観ると、
それは
社会に与えられた
「男らしさ」とのギャップに
苦しんだり傷ついている男性像でした。
女性がまたその「女らしさ」によって
苦しんだり傷ついているのは、
周囲から聴き過ぎる程聴いていたのですが、
男性も同じだったのです。
*
じゃあ何故、そんなことが起るのか?
*
そうやって紐解いていくと。
最後に残ったのは、
親子関係でした。
ここに全てが入っていました。
*
赤ん坊だった頃、
まっさらだった意識の中に、
「相手の抱えていた傷」や
「相手の感じる喜び」などが入っていく。
ポジティブなものも、
その逆のものも入っていくのです。
それを「insight logic」では、
初期インストールと呼んでいます。
その図式を仮説として持ち、
沢山の検証をさせてもらっていたのですが。
その見解で正しそうです。
*
だからこそ。
パートナーシップの背景には、
必ずと言っていい程、
家系・家系の抱えている
「関係性」の課題が引き継がれていきます。
自分は本当にこれでいいのか?!と
気がついて軌道修正するまでは、
永遠に、です。
何故って、
慣れているものに人は
まず、ホッとするからでもあるのです。
*
慣れていた環境から離れて、
ホッとしてみると。
ああ、そうだったのか。
わたしはホッとしていなかったのか!
と生まれて初めて、理解出来るのです。
まさに今、わたしはその環境に居ます。
*
その時に、
やっと解ることは。
ああ、
本当に助け出したかったのは、
父であり、母であり、
それは
彼らに笑っていて欲しかった
「わたし自身だ」
ということでもあるんだなあ…と。
ストーン・コンシェルジュ & 作家 みたけさやか
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