2020/04/13
お誕生日を迎えて思うこと
緊急事態宣言が発令される直前。
大好きなアルストロメリアを買って来ていたのですが、
今、花は満開です。
夜などジッと見つめているのですが、
しみじみこうして居られることに感謝だと思います。
*
2016年の春に
3度目の退院をして以来、
「3度目の正直をやる」っていうのは結構大変でした。
*
1度目はやったことがないので、
とにかく目の前にあることを必死にやり続ければよかった。
2度目は、負けない!という気持ちで
自分を奮い立たせることが出来た。
でも3度目の今回は、もうしんどい、もう無理かも…
という気持ちになりました。
でもわたしは「無理だ」って思って
未来を捨ててしまうのは
イヤだ!という気持ちでいっぱいで、
ひたすらコツコツと、
自分を立ち上げることに取り組んでいました。
*
お客さまのことも、
以前のように深く考えることも
なかなか難しい位
気持ちが逼迫していたし、余裕がなかったのです。
(これは本当に苦しかったです。)
そんな中で、
アクセサリーを自分で作ることは最小限。
今までのお客さまがオーダーしてくださったり、
お修理に送り出してくださったものに絞っていました。
伊勢丹さまでのイベントで
少し多めに作ったりはありましたが、
心も精一杯で、
誰かに気持ちを向けるのが難しかったのです。
コップの水は残り数ミリ。
明らかに誰かに分けるのが難しかったのです。
*
それにしても。
お誕生日というのは不思議な時間です。
元旦にも同じことを思うけれど、
昨日までと同じ筈なのに、
明らかに違う。
SNSでは
沢山の方からお祝いのコメントをいただいて、
意外な人からのコメントに感動したりもしつつ。
自分を振り返っていました。
*
2007年に初めて入院をして、
そこから恋愛も、結婚も、子どものことも
スルーする人生を選ぶしかありませんでした。
自分のことで精一杯の中、
元気がない自分しか表にさらせない中、
恋愛も結婚も難しいと思った30代。
病気が子どもに遺伝する可能性と
薬の副作用に高齢出産という条件下で、
元気でもない自分が
子どもを産むというのも考えられなかった。
*
でも、お誕生日当日は、
そういうの全部が、
もういいかなーって、
ふわーっと抜けていくような時間だったのです。
*
そんなこんなで、
お誕生日はあまりにも幸せに過ごしました。
すごくうれしかったです。
生きていて良かったって思いました。
*
ありがとうございます。
関わってくださる皆さんに
心からの感謝をお伝えしたいです。
もう少し心が充電できたら、
再始動させてください。
みたけさやか
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