Room to Read のロゴには見覚えがあったので、
以前何かでチェックしたのは確かなことだと思います。
でも、活動開始のキッカケが、
どういうものだったのかは、初めて知りました。
創始者である、ジョン・ウッドさんが、
マイクロソフトで得た地位と収入よりも、
やりたいこと(=本を届けること)を選択した話を
先日、テレビで観ました。
それは実際に起こったであろう毎日の、
ものすごいダイジェストでしかなかったけれど、
はしょられた時間に何が起こっていたのかを考えると、
本当にすごい、と思わずにいられませんでした。
初めてネパールの子供達に
本を届けた旅の終わりに、
沢山の子供達から、感謝の祈りと共に、
子供達1人ひとりの両手から、
ジョンウッドさんの両手に
摘まれた花が次々と受け取られていきました。
受け取られている花々の美しさを観ていたら
(花が、というよりも、そこに込められた心に)
涙が出てしまいました。
その時、
「自分のやったことは間違っていなかったと思った」と、
ナレーションがありました。
人を強く突き動かす瞬間というものは、
きっと色々あるのだろうと思うのですが、
誰かが喜んでくれた時に見せてくれる
あの笑顔をもっと得たいという感覚は、
すごくシンプルで、
すごく強い衝動なんじゃないかなと思いました。
人の心が持っている、
ものすごい美しい力のように思います。
ジョン・ウッドさんは、ネパールの子供達との間に
それを見出したのではないかなと思いました。
喜んでもらうって、本当にうれしいことです。
*
自分のやりたいことを始めたばかりの頃に、
ジョン・ウッドさんが、したであろう体験と葛藤を想像します。
心と心が触れ合うような、本質的な付き合いも、
もちろんあったのだろうと思います。
だけど、そうじゃないものも、
地位のあった方ですから、
否応なく、あったのだろうと思います。
そういうものをまざまざと見せ付けられる間、
彼は、自分と、どれだけ向き合っただろうかと、想像します。
本気で弱音を吐いた時に、得ることの出来た
愛情のありがたさや、心強さを、想像します。
それは、想像するだけで、
喉が詰まるような涙が溢れそうな感覚です。
どれ程、大変だっただろうかと思いましたし、
応援の言葉から、応援の行動を得られるようになるまで、
応援の資金を得られるようになるまで、
どれだけ考えて、
どれだけ熱意を持ち続けて、
何度、ネパールの子供達から得た笑顔を思い出しただろうかと。
父親からの言葉を勇気にしただろうかと。
*
規模も、やっていることも全く違うけれど。
わたしにとって、
Holly heal のアクセサリー作りは、
もしかしたら、とても似た感動の中に
あるものなんじゃないかと思いました。
喜んでいただけてうれしかったから、
うれしくてうれしくて、また作りたくて、
作らせていただけて、
うれしくてうれしくて。もっとうまくなりたくて、
また喜んでいただいて、
うれしくてうれしくて。
Holly heal は、
笑顔のサイクルの中で生まれています。
退院した時は、それしか出来なかったことです。
それが、アクセサリー作りでした。
散歩の途中で見つけた教会にあったオメダイを使って
アクセサリーを作ったら、両親に綺麗だと言ってもらえました。
そこで見せてもらった瞳には、
わずかな感動が宿っているように見えました。
何も出来なくなったと思った自分が
見つけた、最初の灯火でした。
そして、1人では再開出来ない状況だったので、
祈るような気持ちでサポートしてくださる方をあたりました。
さやちゃんなら自分で出来るのに何で?と
聞かれた時は、
出来ないということを
どう伝えたらいいのか、悩むこともありました。
最初はお友達から、少しずつ
オーダーがいただけるようになりました。
贈って、喜んでいただけて、それがまた一歩。
少しずつ、
何故作るのか、その想いは何なのか、
言葉が生まれてきて、伝えることが出来るようになってきて、
世界が拡がってきて…。
作らせていただけることが、うれしいです。
世界に図書館を、とは、とても。
わたしにはそこまでの世界が見えていないです。
その世界を生み出す想像に温度がつけられない。
でも、心に優しいアクセサリーを作りたいです。
届けたいです。
そういう小さな世界には、
深く、細やかに色づけも温度もつけられます。
心の中で大切に出来る、小さなものを、お守りを。
その人の夢を応援したり、
叶える手伝いをしたりして、
勇気をくれたり、
励ましをくれたりして、
それは想像力の働く、ファンタジーの世界だけれど。
その力は、人ならではの素敵なパワーを
引き出すことが出来る気がするので、
信じていたい感じです(笑)。
だから、
使いたいのはクリスタルなんだなと思います。
*
わたしが中学生時代から続けている慈善活動は、
UNICEFのカードを買うことだけです。
ジョン・ウッドさんが話されていた、
豊かな国に生まれた人が、出来ること。
自分に出来ることは、
やっぱりHolly heal のアクセサリーを作ることだと思うのですが、
アクセサリーに励まされて、
世界を股にかけた夢を叶えてくれる方が、
もしかしたらいらっしゃるかもしれない(笑)!
でもね、思うのです。
自分を豊かにする、
小さな夢でいいから、叶え続けて欲しいなと。
幸せな気持ちで過ごす時間を、
ホッとして過ごせる時間を、
また今日も取れたなっていう毎日であり続けて欲しいなと。
そんな気持ちで過ごせる人が増えたら、
きっと世界はとても平和で温かくて、優しいと思うのです。
笑顔で溢れている気がします。
*
だから、まずは、
自分から。ですよね(笑)。
今日も素敵な1日をお過ごしくださいね♪
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