大阪でのイベントが終わってから、数日後。
エッグバッグはずっといいなあと思っていたのだけど、
これだ!という1点に出会えて、
かつそこは美術館だったというのは…完璧です(笑)。
ショップの方も、
「ここは意外に穴場だってみなさんおっしゃいます」
とのこと(笑)。
*
春から夏の終わりに使える
mina のバッグをやっと買えました。
あと、質感が素敵過ぎてしびれちゃったから、
ノートも1冊。
一昨年のクリスマスには、
妹がメモ帳とマスキングテープをくれていたりして、
ここ数年、またわたしの生活の中に、
mina が戻って来ていました。
*
まだブランド名が「mina」だった頃の2003年。
初・個展を控えた期間に、
mina +S (スパイラルとのタイアップ)の
黄色いバッグを買いました。
これは、コーデュロイで秋から冬にかけての素材。
*
数年前にほつれて来て、
山梨滞在中にゆっくり自分で縫い直しました。
わたしは常々そうありたいと思っているのですが、
新しいものを買った方が
安くて早いこともあるため、
時間優先になってしまうこともあるのが現実。
直して使いたい気持ちになるというのは、
やっぱりかなり特別です。
大切過ぎて、
手放すことが難しいバッグです。
実はこれは好き過ぎて…
自分で気に入ったコーデュロイを買って来て、
今思うと恐ろしいのだけど、
同じサイズの色違いのバッグを作ってもらったことも…!
コーデュロイの線の細さとか
生地屋さんを沢山観て回って、
この細さなら素敵!っていうところまで考えて。
mina のバッグは斜めに生地を使っているのだけど、
わたしはどうしたいかなとか考え、
縦にするか横にするか…で、縦にしたり。
裏地とか、携帯入れるポケットとか、
ちょっと付け足してもらったりしてね(笑)。
(本当にごめんなさい〜!!!
カタチが完璧過ぎて、余りにも好きで!!!
わたしは当時、考えなしのアホでした。)
*
いつ何で知ったのか覚えていませんが、
当時から、
mina はとても素敵に見えていました。
当時、お洋服のサイズがわたしにはどうしても合わなくて!
小さくて細い人にしか
着られないんだな…と思って(笑)。
勝手に想像して、
「ちぇ、きっと皆川さんは
そういう女の人が好きなんだろう」と
思ったりしていました。
わたしみたいな体系の人は
お呼びじゃないんだ、みたいなね(笑)。
*
だから当時バッグを見つけた時はうれしくて
速攻買ったのでした!
*
でも、いつも、
ちょっと気になる位では買えません。
多分何処かで、
皆川さん達のモノづくりへの
レスペクトがあるからだと思います。
すごく気に入って、一生持っていよう!
みたいな覚悟が出来ないと、買えない(笑)。
そういうことを思わせる
気迫みたいなものが、
mina のプロダクトからは
いつも感じられるのだと思います。
*
昨日は、
東京イベントを終えた翌日でした。
午前中から夕方までは
facebook やTwitter で色々書いたり
お仕事をさせていただいて。
夕方から思い立って、
大井町阪急のスタバへ。
*
iPhone を置いて、
カメラも置いて。
本とガラケーと、ペンと手帳と、
リップクリームとかティッシュとハンカチとか、
お気に入りの小さなお財布と。
それからいただいた小さなお人形とハンドジェルと
キティちゃんの巾着をカバンに放り込みました。
夕暮れ前の時間帯を
いつもの1/3位の速度で歩いて。
音楽は、
手に取った瞬間にものすごくしびれた
Libera の「Ave Maria」。
聴く前に、しびれるって変でしょ(笑)。
でもパッケージを手に持った途端に、
ぶわーっと身体の中が「これが欲しいよ!」と叫ぶように、
細胞の1個1個が
歓喜している感じがあったのです。
*
ちょっとだけ独り言を書いちゃうのですが。
鳥も、Liberaも、この手の歓喜も。
2005年のあの時と同じ。
でも今度は、確実に着地してみせる。
同じ失敗を
2度繰り返す程暇じゃないの。
*
その音楽を聴きながら、
ゆっくりと歩いて。
カメラに収めたくなるような景色を、
ただ眺めるだけの贅沢さって。
もしかしたら、
これもまた「溜める」ことかもしれないな…と思いました。
心の動きに丁寧に時間を取ることは、
作家としても、経営者としても、
大切にして良いことなのかもしれないなあ、と。
そんなことを
ひしひしと感じています。
*
大井町という街には
スタバが2つあるのだけれど、
わたしはあの、
エスカレーターの見える
あそこのソファ席が何となく好きです。
*
「1=0=∞」は、
「ローズクォーツ=クリアクォーツ=オブシディアン」
だなあ…とか(笑)。
あー「基本のクリスタル・セット」は、
この3つでより正解だなあ。
今度からはこの3つセットにしてみよう…とか
ぼんやりひらめいたりして。
*
甘いお茶を飲みながら
ウォーレン・バフェットの名言本を読んでいたら、
すごく眠くなって来て、
気がついたらこっくりこっくりしていました。
やっぱり疲れてたのか(笑)。
と思いました!
*
帰りに
本屋さんで1冊だけまんがでも買おうかな、
と立ち寄りました。
最近ご縁をいただいた
井上裕之先生の本や、
川原泉さんの傑作集みたいなものがあって、
すごく悩んだのだけど。今日は
皆川明さんの
『ミナを着て旅に出よう』を見つけて購入。
この本は
2003年に出たものらしく、
今月文庫化されたばかりでした。
*
またイベントの終わりに、
mina !
*
さっき読み終えたのですが、
同じように作ることを考えている人って
いらっしゃるのだな!と思いました。
mina perhonen を愛する方々には
申し訳なく思いつつも、
それが皆川さんであることに、
すごく自分を誇らしく思ってしまいました(笑)。
*
うん、大丈夫だ。
うん、わたしもそう。
わたしもそうでありたい。
わたしもそうやって作ろうとしてる。
わたしもそれやりたいと思ってた。
*
具体的に
同じ事を思っている訳ではもちろんないし、
だけど、多分。
要素が似ているのです。
なんだかまた
先輩を見つけた気持ちになりました(笑)。
そのうち、
すごく気に入ったものが出て来たら、
mina perhonen のお洋服
一着欲しいなと思いました。
*
音符と一緒で、
文字というのは素晴らしいなあ…と
小さな頃から思うのだけど、
こうやって
直接出会ったことのない沢山の方から
こんなにも
勇気づけられたり、学べたりして。
それがこの本に至っては
460円ってどういうこと?!
と思います(笑)。
*
そうだ、
わたしは世界に広げたいことがある。
その最初の一区間を走り切って、
バトンを渡したい。
わたしはWEB に慣れた最初の世代なので、
バトンはスパイダーウェブのように
360度に一気に渡せることを知っています。
そうやって
世界にバトンを渡しつづけられる人を増やす、
そんな会社にしたいな。
お客さまからの「続けてください」を、
同時多発的に起こしたいな…と。
*
本当にいい本を、
素晴らしいタイミングで読んでしまいました。
作ることって、
こういうことだと思う。
そういうことに触れられると、
心がときめいて、ハミングします。
すごくすごくうれしいです。
ストーン・コンシェルジュ & アクセサリー作家 みたけさやか
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