2014/03/05
笑顔の連鎖を生み出す事=仕事
弊社では
「その言動は、関わる人の
笑顔を生み出しているかどうか?」を
いつもすごく考えています。
*
悩む時は、
これをやらないとしたら、やるとしたら、
わたしは笑顔で居られるか?
スタッフは笑顔で居られるか?
お客さまは笑顔で居られるか?
関わる人は笑顔で居られるか?
を徹底的に考えます。
*
自分が無理をしてやってしまうと、
結局相手から何かを
奪い取りたくなりやすいなあと感じているので、
順番は、上の通りです(笑)。
滅私奉公という言葉もありますし
その考え方も、
ついつい「自分の事だけ」を
考えてしまう人にとっては役立つ視点なのですが、
Holly heal のお客さまのように
「他人の笑顔」=「うれしいこと」だと感じる
感受性を持っていらっしゃる方々には
ややこしい言葉のように思います。
実際わたしが、
そうやって「滅私」をしてみた感じたのは、
生きている実感はなくなってしまうし、
まるでロボットだなあという事。
これって人間らしいかなあ?という
疑問が生まれたからです。
*
わたしは起業家なので、
とっても解りやすく、
自分の責任を100%とる必要のある職種です。
(本当は誰しもがそうなのですが、
お勤めの方はここの実感を持つのが
難しくなりやすい傾向はあります)
だとしたら、まず
わたし自身がうれしいことをやった方がいい。
好きな事だけをやっていても、
大変な事はありますから、
続けるためにも
モチベーションを維持するためにも、
自分が大事にしている、
やれたら笑顔になる事をやらせていただくのが
社会のためにも良いんだなあと、
10年目にして解って来たところです。
*
笑顔の数が少ないものは却下ですし、
特定の誰かだけが
笑顔のイメージになるものも、却下です。
でも、決める前に、
それって
何かの要素を「足したり」「引いたり」したら、
「笑顔増えないのかな?」ということは
徹底的に考えます。
*
昨日、
おしゃべりをしていて、
営業の数字の話になりました。
経営者ともなれば
数字が大事な事は
誰しもが知っている事です。
とはいえ、
気持ちがついていかないこともあります。
*
浜口隆則さんに教えていただいた
ユダヤ教のお話を
以前書かせていただいた事があると思うのですが、
お金を稼ぐ事を
肯定的に捉えている聖典を持っている宗教は
ユダヤ教だけだと言います。
基本的に、お金を稼ぐ事が
罪悪感と結びつきやすいのが
人の教育に含まれた要素なのです。
*
実際
営業系のセミナーへ参加した際に、
「営業職や経営者の方で
営業に罪悪感のある人?!」
といった質問に対して、
半数以上の人は手を挙げていました。
*
昨日も数字の話になって、
「しんどいね」といった内容の
話が続いたので。
うちは「笑顔を増やす事=稼ぐ事」と
認識してもらっているよ。
というおしゃべりをしました。
余談ですが、
「三方良しって言うじゃない?」と
営業の世界では有名だという
この間覚えた言葉を使うと(笑)、
「あ、近江商人のよね」と
速攻返事が返って来たので
さすが勉強してるなあ…と思いました!
経営者の方々は、
勉強量が本当にすごいです。
(閑話休題)
*
笑顔の連鎖を作るのが、
仕事だと思っているのです。
人間って、多分(笑)
誰かの役に立たせていただけるのは
基本的にうれしい生き物です。
少なくともわたしは
「ありがとう!」はうれしいです。
それは自分を
笑顔にしませんか?
弊社では、
それはうれしいことだなあ
という人に関わっていただいています(笑)。
だから、
「ありがとうを言ってもらえる事を
出来るようになる」のは、
自分の笑顔のためです。
*
じゃあ、どうやったら
ありがとうを言っていただけるか?
つまり、
=相手のお役に立てるか?
を真剣に考える事も、笑顔のためです。
*
例えば、
お客さまにメールをお送りします。
お名前を間違えたら笑顔になってもらえない。
だから注意します。
これは自分の笑顔のためでもあります。
お名前を間違えて
お客さまが嫌な気持ちになってしまわれたら、
シンプルに悲しいです。
自分がこれはいいことだ!と思っている事に
賛同してくださる方々に、
悲しい事をしてしまう自分を、
大好きで居続けるのは難しいです。
ちゃんと
お客さまを大事に出来ると、
その気持ちは
お客さまにもどこか通じます。
応援してくださってうれしい、
自分がいいと思っているものを
だからやらせていただいてることを、
気に入ってくださってうれしい。
だから、
お客さまに
笑顔になっていただくために注力するのは、
お礼のようなもの。
ありがとう!と
うれしいです!を
お伝えするための一環です。
*
Holly heal のお客さまは、
クリスタルがお好きだったり
天然的アクセサリーがお好きです。
心への取り組みにも関心の高い方が多いです。
関連するご案内は、
本当はした方がいいのです。
読むか読まないかは、
お客さまが自由に選んでくださいますが、
喜んでいただけるかもしれない情報を
持っているのに、
お出ししないのは、
「笑顔を生み出す努力」を怠っています。
だから、出す。
それも笑顔のためです。
*
実際に何人かのお客さまからは、
「お知らせありがとうございます!」
「一度しか買っていないのに、
こんな風にメールをいただけてうれしいです!」
といったお返事をいただきます。
これはしかめっ面でおっしゃっているとは
考え難いですよね…?
きっと
お客さまは笑顔です。
心に何か温かいものが流れた筈です。
*
ネットの世界は「100人居たら1人動く」というのが
昔からの定説なのですが、
それを考えると
遥かに多くの方がお返事をくださっています。
出さなかったら
「笑顔はゼロ」だけど、
出せば何人かの方には
笑顔になっていただけるのです。
これは出した方がいいと思っています。
*
お客さまに喜んでいただく
クリスタルをお届けするためには、
クリスタルを「入荷する」事が必要です。
「クリスタルを入荷する」の
背後には、
日本にそれを
輸入してくださる業者さま、
業者さまとお取り引きのある
現地の業者さま、
そして採掘を行っている現地の方々、
と沢山の人達が関わっていらっしゃいます。
もっと言えば、
流通の方々、税関の方々、
梱包されているなら梱包資材の業者さま、
諸々もっともっと
沢山の人が関わっていらっしゃいます。
*
クリスタルの世界には、残念ながら、
偽物を目の前の現金取得のために
売ってしまわれる方々もいらっしゃるようなのですが、
そういう点に気をつかって、
労力を費やされている方々から
わたしは買わせていただいています。
それこそ原石を仕入れて
そこからビーズを作る徹底ぶりの会社さんや、
これは練り物です、と
きちんと表示の出来る会社さん。
そういう売り手に対しての誠実さを
大切にしてくださる方々と
おつき合いをさせていただいてきました。
*
彼らが、
そういう大変な労力を割いて、
売ってくださるクリスタルです。
そういう信頼で繋がっている海外との取引や、
やりとり。
そういうお商売をしてくださっている方々に
弊社はお金を流したいですし、
そういう方々に業界で生き残って欲しい。
新しいアクセサリーを作りました!であったり
今度イベントをやらせていただきます!と
ご案内を差し上げる事。
それを
お客さまが喜んでくださる事は、
彼ら彼女らの笑顔にも繋がっているのです。
*
使わせていただいたパーツで作った
アクセサリーの評判が良かったら、
「おかげさまでこれを使ったアクセサリー、
とっても反響があったんですよ!
本当にありがとうございます。
職人さんにもどうぞよろしくお伝えください!」
とお伝えします。
窓口に立ってくださる
営業担当の方は
いつも満面の笑顔で
とっても喜んでくださいます。
*
営業担当さまが
職人さんにもお伝えくだされば、
職人さんも自分が
日々日々作っているパーツを、
喜んでくれた
お客さまをイメージ出来るかも知れません。
そうやって
うれしい気持ちになれば、
もっといいパーツが出来上がります。
そうしたら、
次に手にするパーツは
もっと愛情のこもったものである筈です。
作品となったものを受け取った
お客さまも
もっといいものが手に入ることになります。
それは「みんなの笑顔」に繋がっているなあ…と思うのです。
*
スタッフにも
お客さまからの「ありがとう」は
必ず共有させていただきます。
それによって、
スタッフもうれしいからです。
それは笑顔を生み出します。
自分のがんばっている事が、
ちゃんと誰かの笑顔に繋がっている。
それはシンプルにうれしいです!
だから、必ず、
仕事の背後にいる人の事を想像して、
そこに届くように、
お礼や感謝、ありがとうをお伝えします。
たった数秒の事で
笑顔が増える可能性があるならやります。
わたしもうれしいです。
その時は
みんなが笑顔なのです。
*
企業は、数字で測られます。
法人口座を設立する際も
通帳残高を見られましたし、
お取引先さまから必ず問われるのは、
前年度の年商実績です。
数字というのは
とってもシンプルな言語で、
「誰にでも状況の事実だけを
フラットに共有しやすい」側面が
あるからなんだなあ…と、
経営の勉強会に通う中で気がつきました。
*
だから、
営業目標は、数字になりやすいです。
目標というのは、
人数がいるなら共有される必要が出てきます。
人というのは、
色々な思惑がありますから、
そこから揃えて行くのは、
大企業になればなる程、難しくなりやすいです。
基本的に、
その企業を選んだ時点で、
「その企業の提供する社会価値」に
自然とコミットしている事になりますが。
だけど、心は色々。
そんな時に数字は
すごくフレキシブルな存在でもあるのです。
数字への「意味付け」は
自由にしてもらえるからです。
*
例えば、
100万円稼いでね!
と言われたら、
会社のミッションに100%共感している人は、
そのビジョン達成のための経過として、
がんばれるでしょう。
そこまで理解の難しい状況にある人は、
例えば大好きな上司のため、
もしくは上司を見返すために
がんばるかもしれません。
もしくは、お金を喜んでくれる
家族のための人もいるかも知れません。
がんばる理由は
自由に加工出来るのです。
それが「数字」の強みです。
でもこれは、
シンプルに削ぎ落として行くと、
どれも「笑顔のためと言い換える事が出来る」かな?
と思います。
それをやると、
うれしい自分が感じられる、とか
イメージ出来るから、
やる意味が
見い出だせるのではないかな?と。
*
事業計画書を年末年始に学んでみて、
ハッキリ解ったのは、
数字は、
「想いが抽象化されたもの」だなあ
ということ。
1番大事なのは
まず「想いである」ということなのです。
*
わたしは病後、
収入激減しましたが、
美味しいものは以前より食べていて、
お友達がごちそうしてくれていました。
今は両親と暮らしています。
小さな部屋で3人暮らしですが、
結構楽しいです。
お金、ということだけを漠然と考えていた時は、
全然やる気が出なくて、
生活は低迷・横這い。
だけど結構満足。
どうしたものかなあと思う日もありました。
でも。
震災があって、
ガイガーカウンター1個を届けられない自分が居た時に、
酷いショックを受けました。
貯金も出来ない状況で、
自分自身が不安の中に居ては、
誰かの役に立つ事は難しいのだと、
実感したからです。
そこからrooms への参加を決意しました。
あの覚悟は、
今思っても相当なエネルギーを必要としました。
病気だから、というエクスキューズは
印籠のようなものでした。
ストレスをかけないこと、が命題でしたから、
これ以上やったら再発するかもしれないという、
そういう恐怖感と向き合って、
でもこのままじゃ嫌なの!という気持ちを優先して
腹を据えた瞬間だったからです。
そこからの流れで今に至るのです。
*
笑顔の連鎖を作る事が、
仕事をさせていただく意味だと思っています。
これがまた中々力のいる事で、
いつも満足な結果が出せる訳ではありません。
でも。諦めたくありません。
努力するのも。笑顔のため。
考えるのも。笑顔のため。
これは「弊社では」絶対かなあ(笑)。
*
入院中の3ヶ月半。
心からの笑顔には一度も出会いませんでした。
*
退院後通院の帰りに
父と寄ったレストランで、
「ごちそうさまでした、美味しかったです。」
と店員の方にお伝えした時のことです。
彼は満面の笑みで
「ありがとうございました!」と
言ってくださいました。
わたしはそれを観て、
この数ヶ月、
誰もわたしに笑っていなかった事に気がつきました。
そして衝撃を受けて、
それが余りにもうれしくて、
2時間くらい
涙が止まらなかった経験があります。
*
シンプルな笑顔って、
…すごい力があるのです。
それを生み出す事は
仕事の根底にあるものだ、
というのが、弊社の考え方なのです。
ストーン・コンシェルジュ & アクセサリー作家 みたけさやか
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