適正速度

手仕事に適した
速度について考えさせられるのです。

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ここ数年で
SNSが一般化し、

そこに組み込まれてくる
広告や宣伝も圧倒的に増えたと思います。

過多な
情報にさらされて、

考えさせられることよりも、

瞬間の刺激の方が
優先させられている感じがします。

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ちょっとここしばらく
落ち込んでいるので、

本を読んでいるのですが、
読めなくなっている自分を感じ、

結構愕然としています。

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表面をなぞるだけで、

深みに
いけなくなっているというか。

咀嚼しないで

飲み込むような食べ方に
なっているような、

そういう類の「消化不良」を感じています。

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昨日は
久しぶりにテレビも観たのですが、

途中にCMが入るし、
情報を引っ張るしで、

その情報バラエティ番組の
あまりのゆっくりさに、

退屈してしまいました。

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脳が求める情報速度が
速くなっているのです。

でも、

まとめサイトの流している
ぱっと読めて浅いものではなく、

中身のあるものを求めているのです。

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ものづくりには、
一定の時間が必要です。

1日に制作は
2個が限界のネックレスなどもあります。

わたしのお仕事には、

今の情報速度は
ちょっと早いのかもしれません。

手書きのものを増やしたり、
敢えて本を読んだりしています。

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ストーンで例えるなら、

セレナイトではなく、
カルサイトではなく、

ジャスパーの。
感触を大切に扱うみたいなこと。

大事にしてみようと思っています。


ストーン・コンシェルジュ / アクセサリー作家
みたけさやか