「無理をする」ということには
種類があるんじゃないかなあと思いました。
ひとつは、
やりたいことをやるためにある程度必要なもの。
ひとつは、
誰も幸せにしない不必要なもの。
*
違いの見分け方は、
簡単です♪
気が重いか軽いかです(笑)。
*
前者は、わたしの場合
かなり意識が先走ってしまった場合に起こることなので、
体力をつけてから
取り組めばいいことなのだと思います。
今日は、後者について
学んだ話を書きたいなと思います♪
*
こんなことがありました。
*
Holly heal の職人さんのお1人は
他県にお住まいなのですが、
購入した素材の発送について
まずメールをさせていただくところから話が始まりました。
*
その日は朝から出ずっぱりで、
くたくたなので
発送は翌日でも構いませんか?
と、ひとまず帰宅途中の電車から
メールをさせていただきました。
彼女は週末に制作を行なう方なので、
多分それでも大丈夫だろうなと思っていたからです。
これが19時過ぎ頃だったでしょうか?
*
お返事がすぐなかったので、
わたしはご飯を食べた後、
ドライフルーツ入りの美味しい羊羹を食べて
お茶を飲んで休憩し、
すごく疲れてやりたくない状態から、
まあ、やってもいいなという気分になってきたので
うーん、ちょっとしんどいけど、
もしすぐ制作したいと思ってくれてたら悪いから
やるか!
と発送準備を始めました。
*
そうしたら
心が疲れているものだから、
梱包が乱暴になってしまったのです。
お願いしますの
お手紙さえ入れられなかったのです。
この資材は、最後、
Holly heal のお客さまに届くアクセサリーとなる
大切な資材だというのに!
です。
*
包み終わって、
これはまずい!と思いました。
そこで、
マジックで包みにイラストを描いて、
(イラストを描いていると、へなちょこなので結構笑えます)
吹き出しに
よろしくお願いします的なことを書き添えました!
すると、
気持ちがあがって、
よし!発送しよう!と思えたのです。
*
イラストも
ちょっと笑える感じの仕上がりだったので、
これなら職人さんも、
中に手紙が入っていなくても
寂しい気持ちにならないだろうと感じました。
*
発送を終えて戻り、
今送りました、とご連絡をすると、
入れ違いで
職人さんからのメールのお返事がありました。
それは、
明日で大丈夫というメールでした。
そして、続いて
早く返事をしなかったから申し訳ない、という
主旨のメールもいただきました。
*
あれ?!
と思いました。
わたしは何をしたんだろう?!
*
わたしはちょっと無理をして、
そして
職人さんに悪いなと思わせてしまった。
それが事実でした。
*
これじゃあ、
誰のためにもならないぞ!
と思いました。
*
例えば、この続きに
せっかく急いでもらったのに悪いな、と思って、
職人さんがちょっと無理をして制作をされるとしましょう。
そうしたら、
Holly heal のお客さまには
無理をして作ったものが届いてしまう。
これじゃ、本末転倒なのです。
*
わたしがこの時出したのは、
ちょっと無理をしたエネルギーであり、
相手がそこに無意識で居ると、
相手も釣られて無理をしがちなエネルギーです(笑)。
これを阻止するために
わたしは、
「目標数は置きますが、
いつも通り大切に作れる数だけ作ってください!」
更にエネルギーを出すことになるわけです。
*
こんなこともありました。
ある時お客さまに
クリスタルを入れる
ポーチの制作をお約束しました。
いつでもいいというお話でしたので、
お引き受けしました。
*
礼子が
リバティプリントを沢山持っているのを知っていたのと
縫うのが好きだと昔言っていたので、
作ってもらえる?と言うと、
いいよ、と返事がありました。
でもこの人は、
内心乗り気じゃなかったのです(笑)!
一か月を過ぎても
一向に作る気配がなかったこともあり、
あ、これは本気でYES を言ってないな、
乗り気じゃないなと察知していました。
*
そんなある時、
可愛いクリスタルポーチを作って
写真で送ってくださった
お客さまがいらっしゃいました。
礼子がなかなか作らなかったので(笑)、
お客さまにポーチをお願いしてみようかなと思い、
礼子に話を持ちかけると、
明らかに彼女も喜びました(笑)。
*
お客さまは、
ポーチを翌日には編み上げる位
すごく喜んで作ってくださって、
お客さまのお手伝いをするポジションに
礼子が入ることにもなりました。
お客さまは、
うれしいとずっと思っています。
ワクワクします。
とメールをくださったので、
わたしも
相当うれしかったですし、
礼子も気の進まなかった案件が
スムーズに動き出して
笑顔でした(笑)。
*
まあ、
気乗りのしないことを
安請け合いしてしまったのは
あんまりよろしくなかったと思いますが(笑)、
良かったのは、
気が乗るまで動かない
というスタンスを貫いていたことと、
わたしに何ヶ月も先の納期を設定して話していたこと
でしょうか(笑)。
*
モノづくりは、
気乗りしない時に行なうと、
ものすごく顕著にモノに現れてしまうので、
それをしっかり知っていたという点が、
礼子の
すごくいいところでした♪
*
ポーチプロジェクトは、
ブランド立ち上げの話にまで及び、
きっと欲しい
お客さまもいらっしゃるだろうということから、
Holly heal とのタイアップ企画として
動くことになりました♪
*
この話。
「彼女の作品が素晴らしいと思う。
さすがに納期も迫る中、
実はまだ乗り気じゃないので、
彼女にお願いしてもいいだろうか?」と
もし、
礼子から言い出していたら
お仕事としては、
more better ですよね(笑)♪
*
無理をしない。
つまり、
「出来ることをさせていただく」
というのは、
すごく大事なことなんだな
と思いました。
*
(↑:関係ないけど、しろこさんの写真)
誰のためにもならないことを
一生懸命
やってしまわないことかもな~と思います。
自分のためになることを
ちゃんとする方が大事!
それは、
「これをやると誰かが助かるからやりたい」という
本心からの善意も含めてそう思います。
それは結局巡りめぐって、
誰かのためになる気がしました。
*
気を軽くしてからやる。
気持ちを温かくしてから
取り組ませていただく。
それって、
思いの他大事かなと思いました。
*
職人さんとのやりとりで、
本当に勉強をさせていただきました♪
反省を活かして
次を楽しみたいと思います!
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