2011/12/11

誰のためにもならないぞ
















「無理をする」ということには
種類があるんじゃないかなあと思いました。

ひとつは、
やりたいことをやるためにある程度必要なもの。

ひとつは、
誰も幸せにしない不必要なもの。

 *

違いの見分け方は、
簡単です♪

気が重いか軽いかです(笑)。

 *

前者は、わたしの場合
かなり意識が先走ってしまった場合に起こることなので、

体力をつけてから
取り組めばいいことなのだと思います。

今日は、後者について
学んだ話を書きたいなと思います♪

 *

こんなことがありました。

 *

Holly heal の職人さんのお1人は
他県にお住まいなのですが、

購入した素材の発送について
まずメールをさせていただくところから話が始まりました。

 *

その日は朝から出ずっぱりで、

くたくたなので
発送は翌日でも構いませんか?

と、ひとまず帰宅途中の電車から
メールをさせていただきました。

彼女は週末に制作を行なう方なので、
多分それでも大丈夫だろうなと思っていたからです。

これが19時過ぎ頃だったでしょうか?

 *

お返事がすぐなかったので、
わたしはご飯を食べた後、

ドライフルーツ入りの美味しい羊羹を食べて
お茶を飲んで休憩し、

すごく疲れてやりたくない状態から、
まあ、やってもいいなという気分になってきたので

うーん、ちょっとしんどいけど、

もしすぐ制作したいと思ってくれてたら悪いから
やるか!

と発送準備を始めました。

 *

そうしたら
心が疲れているものだから、

梱包が乱暴になってしまったのです。

お願いしますの
お手紙さえ入れられなかったのです。

この資材は、最後、
Holly heal のお客さまに届くアクセサリーとなる

大切な資材だというのに!
です。

 *

包み終わって、
これはまずい!と思いました。

そこで、
マジックで包みにイラストを描いて、

(イラストを描いていると、へなちょこなので結構笑えます)

吹き出しに
よろしくお願いします的なことを書き添えました!

すると、
気持ちがあがって、

よし!発送しよう!と思えたのです。

 *

イラストも
ちょっと笑える感じの仕上がりだったので、

これなら職人さんも、

中に手紙が入っていなくても
寂しい気持ちにならないだろうと感じました。

 *

発送を終えて戻り、
今送りました、とご連絡をすると、

入れ違いで
職人さんからのメールのお返事がありました。

それは、
明日で大丈夫というメールでした。

そして、続いて

早く返事をしなかったから申し訳ない、という
主旨のメールもいただきました。

 *

あれ?!
と思いました。

わたしは何をしたんだろう?!

 *

わたしはちょっと無理をして、

そして
職人さんに悪いなと思わせてしまった。

それが事実でした。

 *

これじゃあ、
誰のためにもならないぞ!

と思いました。

 *

例えば、この続きに

せっかく急いでもらったのに悪いな、と思って、
職人さんがちょっと無理をして制作をされるとしましょう。

そうしたら、

Holly heal のお客さまには
無理をして作ったものが届いてしまう。

これじゃ、本末転倒なのです。

 *

わたしがこの時出したのは、
ちょっと無理をしたエネルギーであり、

相手がそこに無意識で居ると、
相手も釣られて無理をしがちなエネルギーです(笑)。

これを阻止するために
わたしは、

「目標数は置きますが、
いつも通り大切に作れる数だけ作ってください!」

更にエネルギーを出すことになるわけです。

 *

こんなこともありました。

ある時お客さまに

クリスタルを入れる
ポーチの制作をお約束しました。

いつでもいいというお話でしたので、
お引き受けしました。

 *

礼子が

リバティプリントを沢山持っているのを知っていたのと
縫うのが好きだと昔言っていたので、

作ってもらえる?と言うと、
いいよ、と返事がありました。

でもこの人は、
内心乗り気じゃなかったのです(笑)!

一か月を過ぎても
一向に作る気配がなかったこともあり、

あ、これは本気でYES を言ってないな、
乗り気じゃないなと察知していました。

 *

そんなある時、

可愛いクリスタルポーチを作って
写真で送ってくださった

お客さまがいらっしゃいました。

礼子がなかなか作らなかったので(笑)、
お客さまにポーチをお願いしてみようかなと思い、

礼子に話を持ちかけると、
明らかに彼女も喜びました(笑)。

 *

お客さまは、

ポーチを翌日には編み上げる位
すごく喜んで作ってくださって、

お客さまのお手伝いをするポジションに
礼子が入ることにもなりました。

お客さまは、

うれしいとずっと思っています。
ワクワクします。

とメールをくださったので、

わたしも
相当うれしかったですし、

礼子も気の進まなかった案件が
スムーズに動き出して

笑顔でした(笑)。

 *

まあ、

気乗りのしないことを
安請け合いしてしまったのは

あんまりよろしくなかったと思いますが(笑)、

良かったのは、

気が乗るまで動かない
というスタンスを貫いていたことと、

わたしに何ヶ月も先の納期を設定して話していたこと
でしょうか(笑)。

 *

モノづくりは、

気乗りしない時に行なうと、
ものすごく顕著にモノに現れてしまうので、

それをしっかり知っていたという点が、

礼子の
すごくいいところでした♪

 *

ポーチプロジェクトは、
ブランド立ち上げの話にまで及び、

きっと欲しい
お客さまもいらっしゃるだろうということから、

Holly heal とのタイアップ企画として
動くことになりました♪

 *

この話。

「彼女の作品が素晴らしいと思う。

さすがに納期も迫る中、
実はまだ乗り気じゃないので、

彼女にお願いしてもいいだろうか?」と

もし、
礼子から言い出していたら

お仕事としては、
more better ですよね(笑)♪

 *

無理をしない。

つまり、

「出来ることをさせていただく」

というのは、

すごく大事なことなんだな

と思いました。

 *











(↑:関係ないけど、しろこさんの写真)

誰のためにもならないことを

一生懸命
やってしまわないことかもな~と思います。

自分のためになることを
ちゃんとする方が大事!

それは、

「これをやると誰かが助かるからやりたい」という
本心からの善意も含めてそう思います。

それは結局巡りめぐって、
誰かのためになる気がしました。

 *

気を軽くしてからやる。

気持ちを温かくしてから
取り組ませていただく。

それって、
思いの他大事かなと思いました。

 *

職人さんとのやりとりで、
本当に勉強をさせていただきました♪

反省を活かして
次を楽しみたいと思います!


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