2016/03/02

村上隆の五百羅漢展へ




















14年前の
東京都現代美術館での展示にも行きましたが、

今回はすごかったです!

 *

初めて村上隆さんの名前を見たのは、

無料配布されていた
サブカル雑の誌面だったように思います。

そこから20年以上。

日本画科出身の彼が観せてくれたものは、
本当に「ART」だったと思います。

「すごいなもう」という独り言が出てくる程
圧倒される感覚と、

元々、非常にロジカルに

表現を生み出している人だなあ…という
印象のある作家さんですが、

キュレーターさんの書かれていた

現代日本文化(アニメ?サブカル?)を
日本画の系譜から表現

みたいなことは(言葉うろ覚えでごめんなさい!)、

本当に観るものに
納得感と感動を与える大きな視点だったと思います。

 *

造形物としてのすごさもありますし、

印刷というか、シルクスクリーンというか、
平面表現のすごさもあるというか。

ウォーホルのファクトリーじゃないけれど、

村上さんの取り組みの
驚く程の指示書とその成果物の完成度。

それを学生達を募って
完成させる力量たるや、

上司としても
スーパーすごいというか…。

なんだかもう、
圧巻でした。

 *

五百羅漢の発端には、
大震災のことがありました。

最後に大画面で被災地の映像が映し出された時、
余りに不意打ちで涙が出ました。




















ARTには力がある。

そもそも仏像や、
宗教画みたいなものは、

時代を反映して生まれたものだったんだなあ…と
非常にシンプルな感想を持つことが出来たのも、

恐らく
村上隆さんのやり続けて来たことが

本質的だったからなのではないか?
と思えたのでした。

 *

「ずっとこれ、やりたかったんじゃないかな…?」
と思わせてくれる展示でした。

そんな感想を持つことって滅多にありません。

 *

会期は今月の6日(日)まで!。

無休なのと、
開館時間が大幅に延長になっているので、

まだ観ていない方は、
これは観ておいていいと思います。

六本木ヒルズにある森美術館でやっています。

というか、わたしはそれこそ
滅多にこんなことを思わないのですが、

…観た方がいいと思います。


ストーン・テラー / アクセサリー作家
Sayaka







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