2010/01/08

オノ・ヨーコさん
















美術大学で学んでいた頃、

オノ・ヨーコさんの
グレープフルーツジュース』を読みました。

本を読む時、わたしは
本と同化してしまうような読み方をしやすいのですが、

この時は違いました。

そこに居て、

それを読んでいる
「自分自身」をすごく感じました。

日常が非日常のようになり、
時間は止まったり早く進んだりし、

自分がいかに自由かを知り、
世界はまた、別の輝きを持って目の前に現れる。

そんな不思議な体験でした♪

 *

その著者である
オノ・ヨーコさんが、年末に本を出されました。

1時間くらいで読めてしまう内容なのですが、

読んでよかった…と思いました。

沢山生きていらっしゃった方の言葉は、
やはりどこか深いのだなあ。

伝えたい、と感じていたことが
それ以上になって、

分かりやすく
きれいな文章になっていました。

弱い心をどう扱うのか、
エネルギーの使い方、
受け入れるということ、
愛について、

彼女の言葉から感じ取れる
生き方のエッセンスは、

あまりにも穏やかです。

うまく言葉にならないのですが、
大切なことが詰まっている感じがしました。

 *

本から知りえる彼女には、
カーネリアンやレッドジャスパーを感じます。

特にレッドジャスパーのような、
懐の深さを感じます。

最初からそういう方だったのではなく、
少しずつ、そうなっていかれたのだろうな

と思います。


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