美術大学で学んでいた頃、
オノ・ヨーコさんの
『グレープフルーツジュース』を読みました。
本を読む時、わたしは
本と同化してしまうような読み方をしやすいのですが、
この時は違いました。
そこに居て、
それを読んでいる
「自分自身」をすごく感じました。
日常が非日常のようになり、
時間は止まったり早く進んだりし、
自分がいかに自由かを知り、
世界はまた、別の輝きを持って目の前に現れる。
そんな不思議な体験でした♪
*
その著者である
オノ・ヨーコさんが、年末に本を出されました。
『今あなたに知ってもらいたいこと』(幻冬舎)は、
1時間くらいで読めてしまう内容なのですが、
読んでよかった…と思いました。
沢山生きていらっしゃった方の言葉は、
やはりどこか深いのだなあ。
伝えたい、と感じていたことが
それ以上になって、
分かりやすく
きれいな文章になっていました。
弱い心をどう扱うのか、
エネルギーの使い方、
受け入れるということ、
愛について、
彼女の言葉から感じ取れる
生き方のエッセンスは、
あまりにも穏やかです。
うまく言葉にならないのですが、
大切なことが詰まっている感じがしました。
*
本から知りえる彼女には、
カーネリアンやレッドジャスパーを感じます。
特にレッドジャスパーのような、
懐の深さを感じます。
最初からそういう方だったのではなく、
少しずつ、そうなっていかれたのだろうな
と思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿