2013/06/07
ショックを受けるのは本気の証拠
H.P.FRANCE さんの展示会へ伺って来ました!
rooms23 の際に、
大尊敬するスタイリストの
河井真奈さんが
PR01.さんの方をご紹介くださったのです♪
それがご縁で、
以来、度々展示会やイベントに
お誘いいただけるようになりました。
何でもそうですが、
人のつながりは本当に宝ですね。
*
しかしまあ、なんというか。
当り前なのですが、
ファッション業界ど真ん中は本当にみなさんオシャレです。
わたしは仕事が出来ない
自分のことで精一杯だった時期が長く、
大事なのは中身、見た目は2の次!
という余裕のなさを長年貫いていたことがあって、
…オシャレは苦手です(笑)。
*
ファッションは良くも悪くも
簡単に人を選ぶ理由になりやすいですよね。
展示会へ伺うと、
わたしなんて気合いの入り具合が違うから、
明らかによそ者感が漂うので、
ものすごい勇気が要ります(笑)!
でも、これも勉強だと思って、
可能な限り、伺うようにしています。
「そうやって観て、違うのは判るけど、
何が決定的に違うのか解らない」
という経験を繰り返すことも、
成長には必要な条件ですしね♪
帰りには、今日も本屋さんで
ファション雑誌を2冊買って帰りました(笑)。
*
「自分らしいオシャレ」を身に付けているかいないかは、
出会える人を変えるものなのだなーというのは
ファション業界に関わらせていただくようになって
初めて気がついたのですが(遅いね・笑)、
入れてもらえるは書が増えるのは確実ですね(笑)。
ファッション展示会では
恥ずかしい気持ちになるものの…
これでも以前よりはいいみたいで、
「さやかさん、なんか急にあか抜けて」とか
「最近さやかあか抜けたよね」とか
まあ、みんな正直に言ってくれます(爆笑)!
*
そんな訳で、A/W も拝見して来た訳なのですが、
H.P.FRANCE さんのラインナップはいつも個性豊かで、
ときめきます。
表現者としてのデザイナーさん方の力を思いっきり感じて、
刺激を受けます。
そして、上手く表現出来ないのですが、
「筋が通っている」感じがするのです。
こういうものが売れるよ、という
ものづくりもありますが、
こういうことを言いたいんだよ、という
表現としてのファッションは何十倍も面白いです。
着こなせるかとか、似合うかどうかは別として
ときめくものが沢山ありました。
結局デザイナーさんの個性が際立っているので
売るのは難しいと言われていますが、
そこを常にがんばられている
H.P.FRANCE さんはわたしの憧れです。
*
そこで、今回は、
ショックをうけるアクセサリーが一点ありました。
とってもシンプルな天然石アクセサリーだったのですが、
わたしがずっと考えていたデザインを遥かに越えた、
シンプルで洗練されたものでした。
Holly heal で展開させていただいている
アクセサリーの多くは、
自分と見つめ合うためのツールであると同時に
お守りとしての意味もあるので、
いつも着けていられるように
シンプルに削ぎ落としたものであることを心がけています。
削ぎ落としても、なんとなく、ニュアンスが醸し出せるもの。
そこはずっとずっと考え続けていて、
最小限でどう表現出来るかは、
突き詰めて考えて来ています。
だというのに、…それは思いつかなかった。
というデザインでした。
見せられたら、別にとってもシンプルな作りだから、
真似なんて簡単なのですが、
そのカタチに持っていくには、力が要ります。
あまりにもショックだったので、
帰り道日傘をさし忘れた位でした。
*
勉強不足も、
自分が得意としているところで感じる時は、
強烈な衝撃になりますね。
経営とか、税理・会計とかは、
明らかに勉強不足なので勉強してます!
と気楽に明るく学べるのですが、
それなりに勉強して来た筈の、
しかも自分が得意としている筈だったところで、
明らかにもっと洗練されていて、
もっとポジションが上のものを観ると…。
これはもうホント泣けるような出来事でした。
*
でも、結局。
そこまでショックを受けるのは、
わたしは本気で取り組んでいる証拠でもあると思います。
こうやって刺激をいただいて、
また自分と向き合って、
カタチを探り出していく作業を延々やることが
ある意味お仕事なのは、
幸せなことかも知れません。
*
もっといいモノを産み出せるようになりたいと、
心に誓う今日でした。
がんばりたいから、がんばります。
ストーンコンシェルジュ & アクセサリー作家 みたけさやか
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