2013/07/12

大切な人に書くだけでいいこと
























お医者さんによる
最悪のシナリオに参っているここ数日。

どうにかしてこれを抜け出したいなと思って、
考えていたのですが。

facebook の個人ページに
みんなへのありがとうを書いて、

facebook にはいない
大切なお友達へメールを書いたら、

また勇気が出て来ました。

 *

やり残したことはないな、という感じです。

 *

もう、今
やれることは全部やったので、

後はどうなるか判らないし、

なった時はなった時なので、
仕方がないだろうと。

そして今、

自分が自分にしている判断を
すぐに覆すつもりも、ないなと。

ちゃんと最善を尽くしている。
と思えたのです。

 *

書いたメールは少し考えて、
出しませんでした。

出さなくても書いたことで、
どこか救われた気持ちがしたからです。

 *

Blog やSNS みたいなものは、

読むか読まないかが
相手の意思に大幅に委ねられていますよね。

これなら
いくらでもスルー出来ますが、

知った人からのメールを
スルーする人は少ないでしょう。

「To」であれば尚更だと思います。

 *

めちゃめちゃ仲良しだったり、

病気の前提を
そもそも共有している相手であれば

それはそれで
出すのも良かったのですが。

ただもう楽しくおしゃべりしている相手で、

それが本当に楽しかったので
ありがとうということを伝えたかったのだけど、

相手の目を通す想像をしたら
いくらかそれは唐突過ぎて、

金曜日の夜に送るメールでもないな、
と思えてしまったのでした(笑)。

 *

なんかそれこそ
勝手な物語を頭の中で作っていて(笑)、

きっと金曜日の夜を楽しんでいる筈だから、
そのまま楽しんでて欲しいなという感じで。

 *

メールを出したら、

少なからず、
わたし自身の物語に

相手を
積極的に巻き込んでしまう。

それに、
自分自身が耐えられるかなあ…ということを考えた時、

今はお医者さんの話された
最悪のストーリーに弱っているし、

止めておいた方がいいかもな、と
判断をしたのでした。

距離感が保てなくなるかもなー、とか(笑)。

わたしは自分自身の足で
最後までちゃんと立っていたいなー、とか(笑)。

余計なことをいっぱい考えています。

 *

でも書いて保存したので、

本当に何かあったら、
どこか誰かから本人にも伝わるかもしれません。

それでいいかな、と。

わたしはみんなに、
ちゃんとありがとうが言いたかったんだなー。

と思いました。

 *

いやもちろん。

お医者さんの作られた
バッドエンドを受け入れるつもりはなくて。

でも、
未来は判らないので、

非常に冷静に言えば、
絶対にないとも言い切れません。

 *

来るなら明るい未来に来て欲しいです。

明るいお日さまの輝くお部屋で
ふと目が覚めて、

お洗濯されたばかりの良い香りのシーツの上で、

ああー、朝だなー。
と、ぼさーっと起きて、

ちょっとぼんやりしていたい(笑)。

おはよーって言い合って、
朝ご飯作って食べて、

みたいなことをしていたいです。

 *

いちいち
最悪の状況を覚悟しないといけないのは

ちょっと自分でもどうかと思いつつ、

現実的には最悪の状態でも
お仕事の多くが回るように手配もしようと思っています。

Holly heal は…、
この後すぐに最悪の状況になった場合は、

ストップするしかないのだろうなと思います。

誰かを育てたいなあ…と思いますよね。
作ることを真剣にやりたい人とも出会いたいです。

色んなことがまだ間に合っていなくて悔しいです。

(さすがに手配は、今日は難しかったので、
休暇が無事終われたら、ちゃんとやろうと思っています)

 *

後は、もう
自分の中で伝えるべき言葉は伝えたし、

また日々粛々とやっていけたらそれでいいかなと。
思えました。

 *

結構緊張していて、
眠りにくかったりするのですが、

昨日も外出をしたら
見知らぬ人から電車で駅を聞かれたりして(笑)、

相変わらず話しやすい人には
見えているみたいです。

緊張感高いので、
あんまり顔に出ないんですよね。わたし(笑)。

緊張していることは
殆ど相手に伝わらないので、

伝えるように気をつけている位です(笑)。

 *

大切な人がいて、
伝えたい言葉があって、

それで充分なんだなあと思いました。

そんなんでいいんだ!
とも(笑)。

書いていることは

ありがとうと、
こないだ言ってたことこう思うよ、と。

こんな風に言ってくれてる人がいたから
がんばりなよ、

みたいなことだけなんだけど(笑)、

読んでいたら、
あーなんて愛があるんだ!と思って(笑)。

それでほっこりしちゃって。

もう。

今はそれでいいかなと思えました。

気が変わったら送るかも知れないし(笑)。

それより、

何食わぬ顔で、
また会えたらそれがうれしいかな。

その時までは
最悪の事態が起こらないことを祈りたいし、

その先ずっと明るい未来を
作り続けていたいなと思います。

 *

お医者さんに話をされてから
毎晩、悲しくて静かに泣きました。

でも、今晩は。

覚悟をしたので。

また出来ることを日々がんばろうよ、
という勇気の涙が出そう(笑)。

 *

暗闇の中に落ちると、
何があるって、

こういう
あったかい想いがあったりします。

ちゃんと底まで降りて行って、
周囲に何があるのか見つめて、

忘れていた大切なものを拾い上げて、

それにまた勇気をもらって、
立ち上がるだけです。


ストーンコンシェルジュ & アクセサリー作家 みたけさやか

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