2013/07/04
安定した人、とはどういうことなのか?
「安定している人は安心だ」
といった話を聴くことはありますか?
わたしは結構聴いて来ました。
そうですよね、
急に豹変する人は怖いです。
安定している人の方が、何倍も安心です。
*
不安定な人からは離れた方がいいよ、
なんていうアドバイスも存在する位ですから、
いかに人は、
他人に安定を求めているかが判ります。
そして、
そのためにも、
自分自身を安定させようと
努力なさっている方は多い筈です。
*
安定する。
でもこれ、ちょっと
ご認識を生む言葉でもあるかな?
とも感じます。
「安定」という基準を
何処におくかによって、
不自然な規制を
自分自身にかけてしまうことになるからです。
*
さて、ご存知の通り、
わたしは結構アップダウンが在ります(笑)。
みんなこんなもんなんじゃないのかな?
と思っていたのですが、
こうやってオープンにすると
「アップダウン激しいよね〜!」と言われるので、
そうなんでしょう。
自分じゃよく判りません(笑)。
つまるところ、結構不安定です(笑)。
このBlog を2〜3ヶ月分通しで読まれる方は
それなりに多いのですが、
「この人、
上がったり下がってたりしているなあ…」
と感じる筈です。
*
ところが、
この不安定なわたしには、
信頼を置いてくれるお友達や先輩が沢山います。
さてどうしてでしょう?
*
視点を変えてみてみましょう。
*
いつも上がったり下がったりしている
というのは、
いつも、という
安定のことを差しています。
長期的に見てみるとどうでしょう?!
いつもアップダウンがある
という
安定感があるのです(笑)。
そして、もうひとつ。
アップダウンしていても、
言動の基本方針が同じである。
ということも安定感です。
「さやかちゃん、言ってることぶれないよね」というのも
同じく周囲からよく聞く言葉のひとつです。
*
人は何をもってそれを「安定」とみなすか。
なのです。
言動の過激な人も、
お友達になりたいかどうか…?は
人によってだと思いますが(笑)、
いつも言動が過激な人は、
その状態で安定しているので、
「この人、過激だよね〜」で済んでしまうことがあります。
*
これは距離感でもあります。
近過ぎると、
極端な部分だけが見えやすく、
ある程度の距離が置けると
全体像が見えやすくなるのです。
相手が安定しているかしていないかは、
自分の視野の広さによっても見え方が変わるのです。
*
いつも明るく穏やかに笑っていることが、
安定とは限りません。
そしてこれは、
案外自分を追い込みやすい
「安定」イメージなのではないかな?
と感じます。
*
アップダウンで
自分自身が余りにも苦しいようだったら、
それは改善した方が自分のためですが、
必要なアップダウンはした方がいいように思います。
やっぱり
深く考えたり内省をしたりすることは、
現実を変えていくために
とても大切な要素ですし、
そこに取り組むためには、
引きこもることも時には大事。
自分を見つめる時間に、
ニコニコ笑い続ける必要はありません。
そんな自分に
根暗だとレッテルを貼る必要もありません。
もちろん、
やりたかったら、やった方がいいですが、
それで自分を否定的に捉えるくらいなら、
そういう思い込みやレッテルは
無意味かも知れないよなーとは思います。
*
大切なのは、
肯定感です。
それは案外
他人から与えられるものではなく、
「内側で育てて行くもの」です。
そのままの自分を表に出せたら、
それで案外、
安定感になります。
*
安定した人のイメージに寄り添うよりも、
自分自身の安定を高めた方が、
実は
周囲も、自分自身も、
何倍も安定するんじゃないかな?
と思えるのでありました。
ストーンコンシェルジュ & アクセサリー作家 みたけさやか
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