2012/08/14

オパールが透き通ってきたという考察
















2005年に購入したオパールが、
ここ最近透き通ってきた気がします。

それが物理的現象なのか
ただそう見えるだけなのか

定かではありませんが、

とにかく、
透き通ってきたのです。

 *

今わたしは
久しぶりに山梨に長期滞在中で、

着いた12日から微熱を抱えつつ
昨日も今日もぐだぐだと読書をしています。

 *

正直なところ、
ここ一年の変化は、

わたしにとって
とても急激でヘビーなものでした。

やっていることが同じでも、

他者から受ける評価が
急激に変わってきたこともその一因だと思います。

 *

普段お付き合いさせていただく方々も、

一時は足場がばっくり割れたかのように、
変化せざるを得ないシーンに出くわしました。

わたしが同じままでいようとしても、
相手がそれを受け容れられないこともあります。

経験的に知ってはいるのですが、

その瞬間目の当たりにするのは、
いつもそれなりに力のいる事だったりします。

これは、実際のところ
どこかで強く願っていた変化でしたが、

続くトランスフォーメーションの波は、

人間関係を変化させましたし、
不勉強を明らかにもしましたし、

社会を見る視野を広げてもくれました。

 *

2007年に病気をして以来

毎日毎日
副作用のある薬を飲み、

病気の再発を危惧しながらも、

自分の社会的位置を取り戻していくために
ストレスのアクセルを徐々に踏み続けてきました。

言葉にするとそれだけのことですが、
結構大変なことでした。

 *

退院直後は、

母からの日常会話に答えようとしたら、
日本語にもならない音の羅列が口から飛び出し、

「脳の機能低下」という主治医からの言葉の意味を思い知り、
呆然としたのを思い出します。

「なんとかやっていけそうだ」と実感するまで
5年かかかりました。

気がつくと本来最も働き盛りである筈の30代は
リハビリで終始し、

わたしは40歳になりました。

 *

そして、
ここ最近感じるようになりました。

わたしのコップの水は満たされ始めている。
ということを。

ストレスがいけないとは言え、

良くも悪くも
ストレスがかからないことは有り得ないわけです。

だから、
ストレスを軽減するために

じっくりゆっくり、

自分の行動基準や考え方、
物事の捉え方に変更をかけ、

新しい選択肢を取れるようにし、
ストレスがかかりにくいように仕向けてきました。

それがリハビリの全貌です。

どうもそれが功を奏しているようなのです♪

 *

限りなく自分の出来ないところにフォーカスし、

毎日無意識に
自分を「ダメだ」を言い続けた時代が終わり始めています。

だからといって、

これで万全だ!と
思っているわけではありません(笑)。

勉強不足なことは
常に自覚があります。

でも、それは「ダメなこと」ではなく、

ただ、

勉強不足だから、
勉強をすればいい

ということに思えるのです♪

ダメだからやらなくてはいけない、
と思うのと、

足りていないのだからやるだけだ、
というのとでは

ポジティブさと気楽さが違います(笑)。

 *

と、同時に。

最近、
自分の内面的な揺らぎを、

こうしてここに記していくことに
意味を見い出せなくなりつつもあります。

 *

これは、良くも悪くも

Holly heal の活動が
社会性を持ってきた証拠なのかも知れません。

もしそうだとしたら、
どれだけ回復してきただろうかと思います。

なんてありがたいことでしょうか!

 *

内面の揺らぎは、
いつでも誰にでもあるのではないかと思います。

わたしの知る限り、

どんな地位に居る方にでも、
どんな立派な職業についている方にでも

どんなに揺らぎと無縁に見える方にでも、
必ず起こっています。

驚くべきことに、

そういう人は特別な人で、

自分と同じような
心の揺れや不安とは無関係なのではないか?

という幻想を持っている方が多い気がするのですね。

彼らは声高にそれを言わないだけであり、
みんなと変わらないと思います。

 *

わたしは自分が自分を限りなく
「ダメ」だと感じていたのとは無関係に

「何でも出来る人」だという勘違いをよくされてきました。

この幻想はかなり根強く、

陰で必死の努力をしていることや、

恐ろしい緊張状態に自分を追い込んで
何とか全てを行っていることは

両親にさえも通じていませんでした。

だから、

病気によって
人間関係が一旦断絶され、社会から隔離された時、

比較的得意な文字によるコミュニケーションを使って
公に書き記すことは

わたしにとって大きな意味を持っていました。

「何でも独りで出来る」という恐ろしい幻想を持たれてしまう
「ダメな自分」というポジションを捨てるために。

新しいポジションを手に入れるために
実態を誰かに知ってもらうことは

わたしのストレス軽減と
精神的安定にとって不可欠だったのです。

 *

そして、

「みんな案外同じようなものだよ」
という、わたしの実感を

自分を使って公にすることは、

微力ながら
誰かにお役に立てることかも知れない

と思ってもいたのです。

Holly heal のお客さまからのメールやお手紙を通して、

こうした想いが
受け取っていただけていた事を知ることも出来ました。

本当にありがたいことでした。

 *

自己の内面を
深く深く掘り下げていくと、

人に共通する
心の骨組みとも言える何かを

掘り当てるように感じています。

それはクリスタルを通して
お客さまと向き合わせていただく時にも

とても役に立つことです。

だから、
こうして考えてきたこと、

自分の深みと向き合ってきたこと、

少なからず自分の深みを
言葉にして書き記してきたことは、

自分にとってとても意味のあることでした。

 *

そうした取り組みから少し距離を置いて、
広い世界を再び見渡す気持ちが生まれ始めた頃に、

オパールの色が変わって見えること。

このオパール使うと

エネルギーが出過ぎてしまって
しばらくくたくたになる感じだったのですが、

軽やかに乗りこなせるような感覚になってきたこと。

それと同時に1日にお会いできる人数が増え始め、
1日に集中していられる時間も増えてきました。

 *

退院してからこの5年の間に、
明らかに変わったと感じるクリスタルは2つあります。

レコードキーパーと、このオパール。

半透明に
どこか閉じた感覚から

透き通って
光を増して見えてきたことは、

「何かから目覚めた感覚」をもたらしてくれます。

自分の心が、
外側へと向き始めた事を示唆するかのようです。

 *

外側を受け容れるのに精一杯で、
言葉にならない感覚が増えています。

わたし自身の内なる旅が、
ひとつ幕を閉じる気配です。


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