2013/04/25

偽物としてではない捉え方

























写真は、脱色処理によって作られた
ドラゴンアゲートです。

 *

加工石というのは結構あります。

例えば市場のシトリンは殆どが
焼き加工によるもので、

本当に本当に天然のものは、
高価な上に色も濁っていたりして、

アクセサリーにはしづらいものが多いです。

 *

原石でも、
カルサイトなどは

明らかなコーティングがなされているものも多く
それは硬度補強のためだったりします。

わたしは普段、

なるべくそのままのものを選ぶ、
ということを大事にしているのですが、

今回、どれだけ観て回っても、

この脱色処理されたドラゴンアゲートが
最もお名前の響きに合っているというのを経験し、

合っているのに選ばないのは
本質的にはおかしいだろう?!

と自問自答して、
思い切って選んできました。

 *

そんなこんなの後、

先日surya の
たなかみほちゃんが

ヒマラヤ水晶の手研き玉をお披露目する会という
相当マニアックなイベントをやっていたので(笑)

大喜びで遊びに行って来ました。

その時彼女が

シンセ(シンセティック:人造石)の
オパールをつけていて、

それがすごく良かったので、

「それ、ガラスのやつだよね?
最近わたし思うんだけど、染めとか、脱色とか
案外面白くない?!」

と話したところ。
「ありあり、わたしも染めのとか使うよ〜」と

ひとしきり盛り上がりました(笑)。

みほちゃんも面白いと思っていたとは!と
興味深かったです。

 *

普通にストーン・ショップを観ていても
堂々と置いてあるアクアオーラも加工石ですし、

ゴールドストーンやブルーゴールドストーンは、
そもそもが練り物です。

偽物と定義するのではなくて、

「シンプルにそのものとして」捉えた時。

それはそれとして
共鳴する要素があるんだねーというのを感じます。

 *

このドラゴンアゲートについては、

一種の強制的な洗い流し、
みたいなものを感じますし。

それによる
価値の再認識みたいなことも感じます。

「ありのまま」ということは
スピリチュアル業界的には大切とされるひな形ですが、

「価値って、もっと多様なのではないかなあ?」
と思わせてくれる何かが、

ここにはあるんですよね。

それがとても面白い。
興味深いです。

 *

天然のドラゴンアゲートではない、
という意味では偽物だけど、

脱色したアゲートとしては、
そのままの姿だ。

ということ。

そこにはちゃんと
「そのものとしての価値」が存在しているな。

という風に見えるのですよね。

 *

これまで500人ちょっと方々に
オーダーで制作をさせていただいているのですが、

そこで初めて現れた、脱色ものです。

個人的にもかなり衝撃でした(笑)!

 *

例に挙げたガラスだって、
だから悪いとは言いにくいです。

何故って、

オブシディアンやリビアングラス、
アンダーラなんていうのは

天然条件下で生成されているとは言え
組成的にはガラスです。

みほちゃんが身に付けていたシンセのオパールも、

「どー観ても、オパールじゃないでしょ!」
という前提で、

それはそれとして観ると

結構綺麗で、
共鳴する要素はあったりするのです。

つまり、クリスタルワークとして十分に使えるということ。

 *

値段を誤摩化すために、

クリアクォーツの代わりにガラス玉を混ぜるというのは
いかがなものかと思いますが、

ガラス玉は、ガラス玉の美しさとして
それを与えるのはありですよね♪

サンキャッチャーのスワロフスキーガラスの美しさは、
クリアクォーツの上を行きますしね。

 *

と、まあ。
色々思うわけですが。

ぜひぜひ、

このクリスタルの面白さを
味わっていただけたらいいなあ…と思います♪


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