2013/05/19
ダイアログ・イン・ザ・ダーク
また行って来ました。
ダイアログ・イン・ザ・ダーク!
わたしはこの真っ暗闇が本当に大好きです。
今日は2度目の参加だったのだけど、
一緒に行ったS.M.さんと(あ、イニシャルが一緒だ!)
「また来たくなるね〜!」とおしゃべりしながら帰った位。
終わった瞬間から暗闇が恋しいのだから
ホントに面白いです。
*
何でなのかな?と思うのだけど、
多分、わたしが普段
心の底に感じている「人の豊かさや温かさ」を
リアルに実感出来る空間だからなのだと思います♪
毎回、すごく楽しいです。
フィルターが一斉に外れると言うか(笑)。
子どもの頃みたいに、
初めての体験が溢れていた世界を取り戻すと言うか、
日常わたしが味わっている普段の
人との距離感を、
みんなが一斉にとり始めるというか(笑)。
なんて居心地がいいんだろうかと思って、
病みつきです(笑)。
*
前回は1人で参加したのですが、
なんか闇の中ではみんながお友達でした。
わたしは独りぼっちなんだ〜(涙)!!!
みたいに絶望的な気持ちになってしまっても(笑)、
ここの暗闇に入ったら、
ホントは違うって体感出来ると思います。
*
「心の目で見る」ということは、
目が見えているとやりにくいのかも知れないですね。
真っ暗闇では、
その目でしか見えないから、
人本来の温かさが溢れ出るのではないかな?
と思います。
明るかったら見知らぬ他人と、
芋洗いみたいに密集するなんて考えにくいですよね?
でも、真っ暗闇だと、それでも心許ない位なんですよ(笑)。
何かの感覚がシャットアウトされるって、
すごい興味深い体験です。
*
アテンドと呼ばれる、
視覚障がい者の方々が暗闇を案内してくださるのですが、
暗闇には暗闇の良さがあるし、
それを「可哀想」「不自由」と言うのは
何かが絶対違うよな…、
ということも思いました。
もちろん、
左利きのわたしが感じる社会生活のストレスを思っても、
見える事を前提に設計された世界は
やりにくい事も多いだろうな…とは思います。
でも、それって、
上手く言えないのですが、
そういうもんでしかないというか…。
今回アテンドだったゆかさんが、
「わたしにはこれが普通だから、
そっち(見えていること)が不思議」
とおっしゃっていて、
そうだよね、そういうものだよね、と思いました。
そういうシンプルな感じがいいと思うし、
そういうフラットな感性を大事にしたい。
そういう風に言ってもらえて
すごくうれしかったです♪
*
そして
「ねえねえ、見えてるとこうなんだけど、
見えないとこれってどうなの?」みたいなことを
もっともっと知りたくなると言うか。
足音で機嫌が判るとか、
言われたら「なるほど!」ということも、
言われるまで想像さえしていないと言うか(笑)。
そういう発見がもう面白くて面白くて。
見えることで辛いことだってある訳なので(笑)、
もしこの後何かが起こって
地球に失明する人が増えたら、
見えるなんて可哀想、って言う人が出てくるかも知れない。
そういうことでしかないな、と。
ああ、ただ違うだけなんだなということが
とても豊かで幸せなことに感じるのですよね。
*
なんかそれを、
ただ見えているからって言って、
相手に可哀想なんて言うのは、
余りにもおこがましい気がしてしまうのです。
彼らは、別の感覚を発達させて、
世界をまた別の豊かさとして捉えているのだから、
それを共有して一緒に楽しむ方がいいんじゃないかなー、
と改めて思いました。
*
彼らの主催する
「新月の夜」に顔を出させていただいた時、
志村季世恵さんから、
アテンドのみなさんとのやりとりのお話を伺っていて、
「見えなくてどうして
何処のコンビニに行ったのか判るの?って訊いたら
匂いですよ、
コンビニによって匂いが違うんですよ!って言うの」
というやり取りがとても印象に残りました。
え〜?ホントに?!と思ったので
帰り道にいくつかの違うコンビニに入ってみたのです。
そうしたら、
ホントにビックリする位
コンビニごとに香りが違うんですよ(笑)!
五感がパンクするかと思いました。
ああ、こんな世界の認知方法もあるんだ!という感動と驚きで
心がいっぱいになりました。
びっくりして泣きそうだったし、
情報量が一気に爆発的に増えてパンクしそうでした。
感覚を開くことで
世界が変わるのです。
*
以前、季世恵さんに伺ったら、
「暗闇の中でのイベントは、基本的にひみつ!」
ということだったので、
ここでも中身には詳しくは触れませんが、
ダイアログ・イン・ザ・ダーク、ホントに楽しいです〜♪
すごく変な言い方なのだけれど、
暗闇に居ると、
みんながわたしの世界に来てくれる感じがするのです(笑)。
(なんて自己中心的な感想・笑)
人って奥深いところはみんな温かいんだよ、
色んなものによって見えなくなってるだけなんだよ、
ということや、
レッテル(フィルター)を取り除き心を開いたら、
誰とでも仲良くなれるんだよ、
ということや。
違うと思っている程違わないし、
でも得意なことが違うからこそ、面白いんだよ、
ということや。
色々…♪
*
そして気がついて欲しいなと思うのですよね。
真っ暗闇で意地悪なことするのって、
とっても難しいよっていうこと(笑)!
もし普段意地悪な自分を自覚している人が居たら、
暗闇を経験してみて欲しいです(笑)。
一期一会バージョンでこっそりとね(笑)。
(全ての人が1人で参加するバージョン)
じゃあなんで目が見えると
意地悪するの?ってことも考えてみるといいかも(笑)!
普段の8割の情報が失われることによって、
8割のフィルターが外せるのだろうなと思います。
楽しいよ!
*
facebook にも書かせていただいたのですが、
オニキスやオブシディアンの世界が体感出来ます。
暗闇には宝物が眠っています。
それはとっても楽しくて、温かいものがベースになっていて、
笑いに溢れ、輝いています(見えないけど・笑)!
梅雨バージョンもまた行きたいです。
*
あ、志村季世恵さんの最新作『命の理』、
命を考えるのにとても良い本です。
それから、わたしの一押し。彼女の
『いのちのバトン』はKindle版も出ているのでiPhone でも読めます。
よかったら手に取ってみてくださいね♪
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