2012/01/23
申し訳ありません
体調が思わしくなくて、
連絡が途絶えてしまってごめんなさい!
どうにもお腹が痛くて、
木曜日に急遽、
CT検査を受けることになりました。
*
楽しみにお待ちくださっている
お客さまに対して、
何が一番誠実だろうかと考えていました。
見えないことだから、
体調不良を押して、
黙って制作してしまおうかな、
つまり、
期日通りにアクセサリーをお届け出来た方が
お客さまにとって喜びが大きいかな?
とも
何度か思ったのですが、
Holly heal として、
それは絶対にしてはいけないことだな
と思いました。
*
これまでも、
クリスタルには、
繊細に触れてきました。
お客さまにお届けするクリスタルのアクセサリーは、
コンディションを整えて、
きちんとお届けする。
状況は正直にお伝えする。
わたしにとって本当のことだけをお伝えする。
そうやってきたことで、
その意味をご理解くださり、
Holly heal を信頼してくださった、
お客さまもいらっしゃることと思っています。
*
CREA さんをご覧になって、
ふとオーダーをくださった方には、
ただただ、意味の判らない、
作家のヘンテコなこだわりにも見えるかもしれませんが、
今、不調の中制作をしてしまうのは、
2007年の後半からこれまでに築き上げたものを
一瞬に崩してしまうことだなと思って、
やっぱりやるわけにいかないなあ…というのが
自分としての気持ちです。
本当にごめんなさい。
クリスタルは書かせていただいている通り、
全て入荷済みなのですが、
お値段のご連絡が出来ていないこと、
納期が遅れることになると思うのとで、
もし、そんなのもういらない、と
思われる方がいらっしゃいましたら、
遠慮なくおっしゃっていただけたらと思っています。
本当にごめんなさい。
*
CT 検査になる理由は、
以下、すごく正直に書くことにします。
ここから先は
淡々とした現状報告ですので、
読まなくても大丈夫です。
*
2007年から時折、
腹部から足の付け根にかけて
小さな痛みがあって、
3つの病院で検査を受けてきました。
でも、いつも
何も見つかりませんでした。
ですが、
痛みがどんどん大きくなっていて、
11月末には、
1度引き攣れるような痛みが出ました。
主治医にも相談したのですが、
2010年の検査時に何も出てこなかったということもあり、
健康診断を受けたらどうか?
ということに終始しました。
*
その後、
大阪出発前から
これは随分と痛いのではないかなあ…と感じていたのですが、
痛みが本当のことなのか、
そうではないのかの区別がつかなくて、
困ったまま、
とりあえずイベントが終わってからに先送りにしていました。
*
自分が痛いと感じているのに、
検査では何も出てこない。
わたしの脳の病気は、
身体の感覚が希薄になることが根本的な症状だったので、
自分の身体の送ってくるサイン(疲れ、痛み、その類のもの全て)が、
わたしには「本当にそうなのかどうなのか?」
どうしても判らないという感覚なのです。
自分の身体が信じられないというのは、
本当に辛いことです。
*
実際、
最初の発病が疑われている20代には、
親友の言った
「疲れたらもうわたしはそれ以上やらないよ」
という「言葉の意味」が全く判らなかったので、
身体の感覚がかなり曖昧になっていたことは
事実なのではないだろうか?
という推察をしています。
(過去のことは、整合性をとるために、
意識が、無意識に現実調整をすることがあるので、
推察、という程度で考えるのが現実的かなと思っています)
*
精神的余裕と、身体感覚の感知は、
かなり関連性があるなあというのがわたしの実感です。
少し余裕があると、
疲れていることも、お腹が空いた事も判るからです。
事実まだ昔ほど働けていないこともあり、
余裕があるのは確かで、
身体の感覚に注意していることもあるのか、
以前とは身体感覚がかなり違っています。
小さな子供がそうであるように、
うれしかったりすると簡単に熱が出たりもするようになり、
また、これはもう本当に理解しにくい感覚だと思うのですが、
「他人」が、すごく居る感じもしています。
もうさすがに慣れましたが、
最初の頃は、
現実の密度が急激にあがり、
他人がすごく居る感じがし過ぎて、
生々し過ぎて本当に怖かったくらいです。
*
現実感覚のブレをチェックするために、
専門家とのコミュニケーションも絶やさず、
今もずっと通院しています。
人間としての機能が
正常範囲で機能しているかどうかを判断するためです。
ここは本当に「普通になった」という評価があって、
身体の感覚は大分信頼していいはずなのですが、
この痛みについては、
原因が判らないままずっと来ているのです。
*
今日も診察中に、
痛みが判らなくなってしまいました。
*
とにかく、
東京に戻ってから痛みが強くなっていて、
今こうしている中でも痛いです。
しかし今回も
触診と、エコー検査とでは
何も見つからず、
血液検査と尿検査が結果待ちで、
CTの予約となりました。
何倍も正確な情報が得られるということで、
造影剤の投与も打診があったのですが、
ごくたまにアレルギーで亡くなる方もいらっしゃるという話を以前聴いて、
本当にそれは困る、と思ったので、
一旦、造影剤なしのCT検査にすることにしました。
*
痛みには、
原因のないもの(意識が作り出すもの)もある。
と言います。
今日もお医者さまとお話しする中で、
その可能性について少しお話したのですが、
可能性はありますと、おっしゃってはいました。
*
もし、
意識が作り出している痛みだ、
という仮説が正しいならば、
2007年の春に亡くなった、
フェレットの将太の痛みを思い出します。
*
病院に入院させたその夜、
お風呂に入っていたら、
今痛みのあるところに、
激痛が走りました。
将太は、下腹部に痛みを抱えていました。
将太の容態の悪化の連絡を受けたわたしは、
今行かなくても大丈夫という確信が何故かあり、
それよりも、
今日はしっかり眠らなくてはいけない、
冷静に居なくてはいけないと自分を律して、
緊張を解くためにお風呂に入っていたのでした。
*
翌日、
将太はどこから観ても、
強い痛みの中に居ました。
将太は、ガンの悪化と腸閉塞で
痛みに絶え絶えになりながら亡くなりました。
モルヒネを打ってもらっても、
消えないほどの痛みでした。
以前も、
このBlog に書いたかも知れないのですが、
わたしは彼の死については、
本当に悔いがあり、
どうして気がつかなかったのか、
せめて、
どうして2度の開腹手術を防げなかったのか、
ということで、
今も自分を随分と責めているのです。
*
どうして
自分のことで精一杯だったのか、
どうして
小さな生き物の彼に、
最大のケアが出来なかったのか。
どうしても自分が許せないのです。
*
お医者さまには、
きちんと話が出来ましたし、
一旦痛み止めをいただいて、
木曜を待つことになりました。
*
判らない、けれど本当に痛い。
でも、痛いかどうか、診察中はよく判らなくなる。
(緊張の度合いによっては、身体感覚は薄れるので、
そのせいではないかとも思っています。わたしは本当に緊張しやすいのです。)
それでも先生は、
可能性を丁寧にひとつずつ潰してくださり、
わたしは触診を受けながら、
何だか泣きそうでした。
わたしは自分が
自分の身体感覚をこんなにも信じられない
ということにショックを受けてもいました。
強いショックを受けた方が、
まるで映画のワンシーンのようだと感じる話がありますが、
わたしは、
多分そういう実感のない(身体感覚を失った)、
世界にしばらく住んでいたのではないかなと思ったりもします。
くっついて体温を感じていないと、
そこにその人がいる感じがしなくて、
とても不安だったのを思い出します。
*
精神的な痛みの可能性は、
話を内面的にしますね。
*
痛みの原因は、
結局まだ判らないのですが、
本当に毎日、痛みを感じています。
*
本当にごめんなさい。
ちょっと収まるまで、
お時間をください。
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