スキルは、
自分自身が譲れないことを
実現するために身につけるものである。
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その日の朝、
『1分で話せ』の著者、
伊藤羊一さんによって語られた言葉です。
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朝渋という面白い勉強会があって、
わたしは時折参加しているのですが。
そんな言葉で、
新しい視点をもらって、
その午前中は、改めて考えていました。
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わたしの譲れないことは、
わたしはわたしである
ということかも知れないなと思ったのです。
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わたしの感じること…
美しいと感じること、
喜び、幸せ、
どんなに細やかでも、
自分の内側から湧き上がってくるこの感覚は、
わたしのものであり、
誰かに抑圧されるものではない、
自由なものである、という。
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具体的には、
何だろう?と思った時。
わたしは色彩で描く時に、
白と黒を排除するなあ
ということに思い当たりました。
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この、白と黒を避けることの中に、
大切な感覚があるのではないかと思ったのでした。
わたしは、絵を描く時。
混色にも黒を避けるのです。
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色彩心理的な見方をすると、
これって。
閉じない。=心を開く
無かったことにしない。=過去を受け容れる
解らないことにしない。=理解する努力を大事にする
という事かもなあ…と。
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それらは、わたしの中で、
譲れない何かなのかも知れないなあと思ったのでした。
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ものすごく辛い時期にも、
描いていたし、
書いていたし、
撮っていたし。
わたしのスキルは
もっぱら表現にまつわるものばかり。
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自己探求への強いコミットも、
表現の主体を知るためだったのでは?
自己表現が、
譲れないものなのだとしたら、
わたしはもっともっと、
作った方が良いのではないか?と思うのでした。
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作りたい、のではなくて。
と思ったのでした。
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それらが
誰の役に立たなくても?
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わたしには表現することが
必要なのではないだろうか?と。
それを46にもなって気づき始めているような自分に、
いささか驚きを隠せません。
ストーン・コンシェルジュ / アクセサリー作家
みたけさやか
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