2010/05/31

恩師の言葉
















CARE-WAVE さんの
ミュージカル体験コースを受けた晩。

90歳を越える、
わたしの太極拳の先生、

齋藤喜世子先生から、

3月末にお話しいただいたことを
思い出していました。

 *

「喜世子先生の真似をすると
全身が指先まで温まるのに、

藤が丘で習っていた
同じ流派の先生の真似をしても

こうはならなかったんです!

やっぱり先生はすごいです。
もっと教わりたいです!」

という話を
させていただいた時のことです。

彼女は笑って、

「それはあなたが悪いのよ(笑)」

と、お話くださったのです。

 *

未だに、わたしは

太極拳の24手を
覚え切れていません。

先生が現役で
教えてくださっていた当時は、

結果を出すことに
とても疲れていた頃で、

先生から、
初段を受けない?とお誘いいただいても、

「わたしはただ、やりたいだけなのです」と、
それをお断りしていました。

みなさんに混じって、
先生の真似をして身体を動かして、

少し汗をかくことが楽しかったのです♪

覚えなくていいと思っていました。

 *

でも、ちゃんと覚えないと、
自発的には動けない。

真似は出来ても、
自分で自分のやりたい時に、

自由に、それを再現することは出来ない。

わたしは、
真似はしていたけれど、

本質的には
学んでいなかったのです。

喜世子先生におんぶに抱っこで、

自分のものには
していなかったのです。

 *

それを、棚に上げて、

別の先生の
演舞での動きのせいにしていたのだなあと、

恥ずかしい気持ちで
いっぱいになりました。

 *

今回の
ミュージカル体験コースの中で

1番難しかったのは、
自分でポーズを決めて動く部分でした。

メリー・アンのつけてくれた
ポーズを真似するのが精一杯で、

たった1つ2つのポーズが
自分では決められませんでした。

そこには

全体の調和を観察する目と
強い主体性が必要で、

動きが
自分の内側から出てくる必要がありました。

もちろん体験コースですし、
出来なくていいことなのですが(笑)!

自分で決めるのが
ちょっと苦手なわたしとしては、

弱いところが改めて
明るみに出た瞬間に思えました。

 *

そのことを振り返った時に、

喜世子先生からの言葉が
ふとよみがえってきて、

あの時の発言、

無意識に人のせいにしていた自分を
本当に恥ずかしく思いました。

 *

喜世子先生から学んでいる間に、

彼女の動きを
自分のモノにすることを

もっとしておけば良かったのだなあと思います。

90代の先生とは、
経験が違い過ぎますから、

それはやはり
再現出来なくて当然です。

でも素晴らしい先生と
出会えていたのだから、

それをもっともっと
焼き付けておけば良かったのだなあと。

 *

真似することには、
本当に大きな学びがあります。

でも、
きちんと主体を持っていなければ、

学びは、多分、総てにおいて、
活かせないものなのかも知れません。

コアを見つけること。
コアを使えるようになること。

そんな言葉でも
表現されていることのように思います。

 *

話は少し飛びますが、

ここしばらく、

新しいクラスの為に
クリアクォーツにフォーカスしています。

主体である「わたし」を知るためには、
クリアクォーツを使え、と思います♪

その理由の一部は、
お話しします♪

クリアクォーツが明らかにするのは、

個々が持つ、
本質の強い美しさです。

もっともっと深く知っておくことだ、

と思っています。

願わくば、

51歳になった時に、
メリー・アンのようで在れるように。

92歳になった時に、
喜世子先生のようで在れるように。

まずは、自分が

語り尽くせない程に、
知ることだと思っています。

クリスタルを使った
アクセサリーを作らせていただく以上、

わたしはクリスタルのことも
語れるようで在りたいのです。

 *

今日も素敵な1日をお過ごしくださいね。


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