人間国宝でいらっしゃる
お正月にテレビで拝見して、
余りの感動に
すぐに本を取り寄せました!
最初の1冊に選んだのは、
『一色一生』(講談社文芸文庫)です。
*
今読んでいる最中なのですが、
文字を追うごとに、
肌があわ立つような感動があります。
なんて繊細に、
なんて深く、
創っていらっしゃるのだろうか!と。
*
うっかり読んでしまうと
目が文字面だけを追ってしまいます。
それに気がつくと、
なんてもったいないことをしているのだろうか!
と改めて行を戻ります。
心を静かに保って、
言葉の背後にあるものを
感じ取ろうと努力します。
そうすると、
生々しいまでの色彩との格闘が
垣間見える気がするのです。
こんなにも大切に生み出されているということに
衝撃を受けます。
*
志村ふくみさんにとっての「色」は、
植物の命をいただいて、
生み出すものなのですね。
色彩のひとつひとつを感じられる
瑞々しい感性と、
感じたことを
知性溢れた言葉に翻訳される力には
心底憧れます。
*
わたしはクリスタルと関わる中で、
こんな風に
クリスタルを語れるようになりたいと思いました。
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『一色一生』は、
1982年に発行された本ですから、
今の
志村ふくみさんは、
色も、織りも、もっともっと
深めていらっしゃるのだろうと想像します。
本物を拝見したいと調べたところ、
都機工房の生徒さん方の展示会が
3末から築地で行なわれるようで、
そこには
志村ふくみさんの作品も並ぶようでした。
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本は読むほどに溜息が出ます。
情熱はこんな風に傾けたい。
こうやって素材を作り、
織られた着物が美しいのは
当然のようにも思います。
*
今から拝見するのが
とても楽しみです♪
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