2013/12/03

自分を幸せにすること




















自分の中にいる、

泣いている自分を
そのままにしておくことって、

何の意味があるのだろう?

 *

もし自分以外の
誰か、

自分の大切な人が泣いていたら?

そのまま
通り過ぎることが出来るだろうか?

 *

多分、
どうしたの?と歩み寄って、

その人が事情を話せないのであれば、
寄り添って、

ただただ、

そうっと、
時間を過ごすのではないか?

と、思うのです。

 *

なのに?

自分のこととなると、
この厳しさは一体何だろう?

 *

何故泣いたままにしておくのか?

泣いている自分を
暗闇に押し込めて、

押し込めたままに、
無視し続けようとするのだろう?

どうしてだったのだろう?

 *

その子に「出ていらっしゃい」と言うのに。

その子を大切なものとして
そうっと抱きしめるのに、

わたしは何年かかっただろう?

 *

どれ程の
色彩とテクスチャーを

心の内側に見出だしただろう?

 *

最初怯えたように、
青ざめたその子は。

耳を傾け続けるうちにやがて語り出し、

悲しみを打ち明け、

思い出したかのように
怒り泣きわめき、

それでも寄り添われていることを知った時。

やっと現実に目を向けて。

今と過去を切り離し区別し、
過剰な未来を空想と認知し。

やっとふんわりと
微笑むようになったのです。

 *

その笑顔を守るために。
出来ることをやりたいなあ…と思います。

自分を幸せにするって、
決めちゃった以上は(笑)。


ストーン・コンシェルジュ & アクセサリー作家 みたけさやか

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