本当にすごくいい本だったので、
をご紹介したいと思います!
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メディアファクトリー時代にご縁をいただいた
ゲームアナリストの
平林久和さんが、
昨年出された本です♪
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わたしは常々、
「男の子なんだから泣かないの!」
「男の子なんだから恐くないでしょ!」
といったやりとりを
非常に理不尽な押し付けのように感じていました。
もちろん
「女の子はこうしなさい!」といったことも
同様に理不尽に感じていました(笑)。
これまでにお付き合いした方々のことを思っても、
「男だから」という視点は、
非常に不自然だなあと感じていました。
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いつだったか、
BF と2人で笑いながら夜道を歩いていた時に
見知らぬ男性に絡まれたことがありました。
その時に、
当時のBF がとった行動は、
わたしの後ろ何メートルかに居て、
立ち尽くすことでした。
そして問題の男性が立ち去った後、
「おじきが警察の上の方に居るから
何かあったら言おうと思った」と言うのです。
わたしはこれに
相当ガッカリしていました。
「恐かったね…立ち尽くしちゃったよ」で、
いいような気がしたのです。
もちろん、恐かったので
せめて隣に立っていて欲しかったですが(笑)、
わたしは、
恐いものは恐いで、いいような気がしているのです。
男の人に無理をさせているのは、
無意識に引き継がれている
性差を理由にした
理不尽な教育のせいではないか?
なんとなく
そんなことを思うようになりました。
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平林さんのサイトを拝見していて
本のタイトルを見た時、
もしかしてこの気持ちに
共感してくださる方がここにいらっしゃったのでは?
と思い、
即座に、Amazon で購入しました♪
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読んでいたら、
途中涙が出てしまいました。
本質的なことが、
これだけ判りやすく
社会に絡めて書かれている本は珍しいと感じました。
これは、「デキル男性」向けに書かれた本なのですが、
この男性というところを無視して、
女性にも読んでいただきたいなと思いました。
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ご本人の許可をいただいたので、
全く自由に書かせていただくのですが、
誤解を恐れずに言うならば、
これは、
本当にスピリチュアルな本です。
本質的なことがきちんと、
現実に落として判りやすく書かれています。
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日本でよく言う「スピリチュアル」は、
語義を考えるとかなりおかしなもので、
天使や、宇宙人や、過去世、などなど
目に見えない実証の難しいことが山のように出てきます。
現在の科学で実証出来るかどうかは、
本質を探る上ではあまりどうでもいいことで、
ちゃんと読めば、
そこには「本質的・普遍的」なことが記されているのですが、
多くの場合は、
天使や、宇宙人、といった
メタファーの部分に
はまってしまっていることが多いように
感じます。
例えば…
うまく言えませんが、
本当は天使や宇宙人が
「何を言っているのか」が大事なのですが、
「天使や宇宙人が」言っていることが
大事になってしまうと言う感じでしょうか。
この2つは大きな差があります。
いわゆる不思議なことは、
いくらでも起こっていますし、
そこは多くの視点からは
「理解出来ない」から面白い部分でもあると思うのですが、
大事なのは、面白さの陰に潜んでいる
「本質的なこと」なんだよね、ということです。
これらの本に書かれていることは
素晴らしいことが多いのですが、
メタファーの多様さに、
読み手の読解力を
かなり問われるものが多いという印象です。
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その点、
平林さんの本は、
現実に即した視点で起承転結していますので、
本当に判りやすいと思います!
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facebook で
再会させていただいてから、
平林さんとは「poke」が毎日の日課です。
毎日あいさつを交わしているうちに
上司のように思えてきてしまって(笑)、
彼の発言を気にしてチェックするようになりました。
社会を広く見つめていらっしゃる
その視点からの
人生論。
一読の価値があります!
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わたしは、
男友達にプレゼントしたいなあと思いましたし、
わたし自身大切な一冊として、
時々読み返したいなと思っています。
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初めて読んだ時は、
60~90ページにかけて泣けてしまいました。
自分を振り返らせてくれる語り口調も、
決して押し付けがなく
淡々としていて、
これは
平林さんならではなのだろうなあ…と感じます。
じわじわと涙が出てきたのは、
思いに共感してくださる方の居る感じが
したのかもしれません。
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「仕事がデキルと評価されている人」向けの本となっていますが、
そこは余り気にせず、
多くの方に読んでみて欲しいなあと思います。
例え話も平易で判りやすいですし、
ちょっとでも働いたことのある人には、
理解が出来るような気がします。
今の自分を
モヤモヤと見つめていらっしゃる方には、
きっと役に立つ本だと感じます♪
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平林さんは、色々な角度から、
男性は弱いということをお話されていますが、
わたしは男女差よりも、
個体差だと感じています。
もし、女性が強いとされるのだとすれば、
感情を表に出すことを
社会に容認されているからではないか?
と思います。
現に、
泣けない女性はわたしから見ると、
やっぱり弱いからです。
強くても弱くてもいい。
泣きたい時は泣いた方がいい。
そう思います。
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本当に強い人は、
自分が弱いことを知っている人なのではないか?
と思います。
平林さんのこの本は、
そんなことを、
とっても具体的に判りやすい例を持って、
目の前に展開してくれる感じでした。
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いい本です。
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