ひび、欠け、内包物(インクルージョン)。
宝石として考えた場合、それはダメなことなんでしょう。
でも、わたしは、案外好きなので、
敢えて選ぶことも使うこともあります。
この間、初めてインターネット経由で
クリスタルを仕入れてみました。
やってきたクリスタルは、書かれていた通りで、
写真で見た以上に、傷のあるものでした。
でも、何故か愛おしい…。
それをしみじみ見ていると、
どれにも良さがあるんですよね(笑)。
何だか、クリスタルに対する感覚に
磨きがかかった気持ちになります(笑)♪
クリスタルの多くは、
ダイナマイトなどを使って、結構乱暴に採掘されます。
研磨もされます。
沢山の刺激を受けて、カタチになるものですから、
傷のあることは、自然なことのようにも感じます。
カットが精緻なクラリティの高いダイヤモンドには
うっとりの溜息が出ますし、
綺麗なものの価値を十分に理解した上でのことですが、
クリスタルと関る時には、
傷(?)とひとくくりにして、
ダメなものと言うのは何だか不遜な気がしたりします。
これらは、自然の生み出したものです。
加工の経緯で生まれたものにせよ、元々であるにせよ、
全てが、個性に見えてくるんですよね(笑)。
「さやかさんの選ぶクリスタルを見ちゃうと他のものが買いにくい」
と言ってくださった方がいらっしゃるのですが、
透き通ったもの、傷のないもの、だけを
使ってきたわけではありません。
クラックもインクルージョンもあるクリスタルが混ざっています。
天然石の風合いとでも言えばいいでしょうか。
それでも、そう見てもらえるとしたら。
とってもうれしいです♪
人間でも、
怪我や病気で、何かを失ったりすることもあります。
傷ついて、心にひびが入りそうになることも、入ることもあります。
でも、そんな体験をした人だからこそ、の
「輝き」というものがあると思うのです。
クリスタルのひびから、輝く虹が現れるように。
インクルージョンが宇宙を感じさせてくれるように。
それで「ありのまま」なのだから、
傷があっても、いいものはある。
傷があるから、いいものもある。
そんな気がしています。
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