2011/07/04

第2回ワークショップ修了生エキシビジョン・1
















去年から参加させていただいている、

ビーズバランスさんのエキシビジョンが
昨日終わりました。

ありがとうございました!

 *

お友達に声をかける事をしそびれていて、

ああ、もっと

見て欲しいって
お願いすれば良かった…と思いました。

先月は、

そういう丁寧さを発揮する
余裕がなかったのも事実なのですが、

…やっぱりちょっとコワイのも事実なのです。

すごく気持ちを入れて制作しているので、
断られると、

そういう意味じゃないと判っていても、
辛い気持ちになることもあって(笑)。

なんかこう、

優先順位を上げてもらえない
モノづくりをしているということにぶち当たり、

ああ、まだまだダメなのだなと実感してしまうので、
臆病になります(笑)。

誘いたいし、観ていただきたいし、でもコワイ。

作り手の心理とは
なんと勝手なことでしょうか(笑)!

 *

でもね、本当に本当に観たかったら、

何としてもスケジュール確保するのが
人の心理なので、

やっぱり至らないのだよなあと反省なのです。

まあ10年計画で、
そうなれたらいいなあ、みたいな…遠い希望です(笑)。

がんばろっと。

 *

そして最終日に来てくださった
みなさまには、

お会い出来ず本当にごめんなさい!

その日の明け方
お腹を壊してしまって冷や汗ダクダク(笑)。

まるでマンガのようでした…。
いや、相当痛かったです(笑)。

 *

歓談会が予定されていた最終日は、

色々な方の作品を
作者さんと共に鑑賞できる素晴らしい時間が待っていたので、

本当に楽しみにしていたのですが。

これは無理だと思って、
泣く泣く会場行きを諦めました。

Twitter でつぶやきまくる位、
残念に思っていました。

今日はご飯もまあまあ食べていて、
少しずつ、回復中です♪

 *











会場には作品が盛り沢山!
前回の倍の作品点数だったそうです。

見ごたえがありました!

 *

わたしは、
昨年宣言していた通り、

ゴッホをテーマに制作をさせていただきました♪

 *
















最初は、

ゴッホその人をイメージして、
作品を作ろうとしていて、

それに見合うクリスタルも買い集めていました。

でも、知れば知る程に、

彼の知的さや絶望感や分析力や、
そういったものが死へと向かっていく様を目の当たりにし、

選んだクリスタルを見て…

「これを作品として作るのはいいけれど、
果たして身につけたいだろうか?」

という疑問が。

 *

ジュエリーは身につけるもの。

それは当たり前のことなのかも知れないのですが、
わたしにとっては大きな発見でした。

選ばれたクリスタルを繋ぎ合わせた時にやってくる感覚は、
凄惨なものだったし、

それを感じ続けるのは辛いのひと言。

ゴッホに取り組むならば、
もっと表面的なものでいった方がいいな。

という風に、
後半になって気持ちを切り替えました。

 *

そして出来た3点。

今回は、
技法もとってもシンプルに、

目立ったことは何もしませんでした。

素直に、オールノットだったり、
素直に、めがね留めだったり。

それで充分色々作れるということも判って、
なんだか目からウロコでした!

 *

「ひまわり」


























ひまわりの絵から感じる感覚を
カタチにしたもの。

これは本当に浅く考えて、
色が似ているとかで、

表現出来ないものなのかな?
という感じです。

 *

とはいえ、

Holly heal らしく、

クリスタルのエネルギー的なことも
もちろん考えてますけど…(笑)。

ゴッホの「ひまわり」にイエローオパールかあ!
と、

みほちゃんが
マニア発言をしてくれてうれしかったです(笑)♪

大きなクリスタルは、
プレシェイテッドモーカイト。

ムーカイトとも呼ばれているクリスタルです。

 *

悩んだのは、
中央の輪と上下の接続方法でした。

結局オールノットで作った
糸とパーツの輪で組み上げました♪

ひと粒数ミリのパーツなのですが、

これが色によっては恐ろしく野暮ったくなり、
ひと粒でも多いと間が抜けたり、

何度か手を入れています。

 *

後は、全体をゴールドパーツだけで作ってしまうと、
どうしてもモッタリしてしまう為、

一部シルバーパーツを挿んでいることでしょうか。

今回の制作のためもあって、
ゴッホ展にも足を運んだのですが、

ゴッホの作品は、
今観ても、相当洗練されています。

そのセンスの良さを
わたしはシルバーパーツに託しました。

 *

「星月夜」


























これが1番評判が良かったみたいです。
ありがとうございます♪

ゴッホの揺れるメンタリティを支えたであろう、
アイオライトをシンプルに繋いだネックレスにしました。

クリスタルを購入する際に、

「連」といって、
粒がずらーっと糸に通っている状態のものがあります。

その連に通っているクリスタルが
そのまま結構美しいのです。

これは夜空だなあと思って、
まずは全部繋いでみて、

それから星を差し込んでみようと思っていました。

ワイヤーはシルバーやゴールドでは、

夜空に見立てた
クリスタルそのものにある美しさを邪魔してしまう為、

ガンメタのワイヤーを使用しています。

そうしてベースとなる夜空を組み上げたら、
それだけでとっても綺麗で、、

そこに敢えて星を挿むだけの力量が
わたしにはなかったのです(笑)。

それで、

作っていた星パーツは、
チェーンとの境目に置くことにしました。

絵画の「星月夜」では、
星は夜空に散っていますが、

ジュエリーとして制作する時に、
こういうデフォルメはありなのだな…と実感。

いい勉強になりました♪

 *

あとこの作品では、
チェーンの処理に試行錯誤しています。

この写真を観たら、試行錯誤の後が判るかも。
手前が本番に使ったもので、

奥が、これはイマイチだなと思った
最初の試作部分です。

6本をどうまとめあげるか?という問題は
半年くらい頭にあって、

3連まで留められるマンテルパーツを買い漁り、
ストックに加えてきたのですが、

作品を肯定してくれる

アンティークカラーの
マンテルやクラスプが見つけられなかったのです。

ガンメタのワイヤーを使ったために、
難易度が上がってしまったのですよね(笑)!

結構がんばりました。

誰からも何も言われなかったので、
苦労は見えずに済んだのかな(笑)。

 *

ただ、この作品は、
着けると印象がものすごく変わるのです。

部屋は小さいのですが、
これはないと話にならないと思い、

作品作りのために
小さなトルソーを一体買ったのですが、

トルソーにさせるのと、
自分にするのとでも印象が全く変わります。

この辺は、本当に今後の課題だなあと思いました。

 *

「花咲くアーモンドの木」


























これは、ある日
池尻大橋のカフェで

香織ちゃんに
今回の作品を観てもらっていたら、

隣に座っていたおばさま方がお声をかけてくださって、
「これは普通ね~」と言われたもの(笑)!

わたし的は相当冒険したのですが、
普通かあ!と思って大笑いだった作品です。

まあ、自分がデカイことだと思っていても、
人にはどうでもいいということはよくあるので、

あんまり悩まないで作った方がいいよな~とも思いました(笑)。

でも、
清水ヨウコ先生は「これが1番力強い」とお話くださって、

非常に救われました(笑)。

 *

並べるということに対して、
いつも全然上手くいかなくて、

クリエイティブクラスの間も、
ホント苦労し続けてきました。

これだけ、
並べることだけで成立しているような作品って、

勇気が要りました。

長さとか、
もうちょっと検証の余地があるのですが、

今回はこれが限界でした。

 *

花と枝と、空の関係を作ったわけなのですが、
色彩、チェーン選び、クリスタルのサイズ、

一応色々目配りしています。

最初は、空の部分は、
一連の予定でいたのですが、

それだとゴッホの強さが追いきれず、
花のポツポツある様も再現出来ず、

追加のアクアマリンを探して、
このカタチに収まりました。

パールの大きさも、
大き過ぎても小さ過ぎても

花のイメージから遠くなるので、
色々試しています。

カッパーのロンデルとマンテル、
チェーンは枝です。

デザインとしてのロンデル配置については、
吉谷さんが気がついてくださって、

うれしかったです。
ありがとうございます。

 *

なんか…
自分の作品が他の方の作品と並ぶ時って、

人のものがよく見えるので、
どうしても写真が薄っぺらくなります…(笑)。

こうやってBlog で観ていただくので、

もっと愛情持って
上手に撮れたらいいのですが!

周りが素敵に見えているので、

どうしても自分の作品に対しては
感動が写せないですよね。

 *

後日、

ビーズバランスさんのホームページでも
この様子が紹介されますので、

素敵な写真はそちらにお任せいたします(笑)!

 *

いやもう、
今回のエキシビジョンは、

ホントに素敵だったんですよ~!

本当に百花繚乱でした。
楽しかったですし、勉強になりました。

すごく素敵だなと感じた中から、
お会いできて許可をいただけた作家さんの作品達は、

パート2でご紹介しますね♪

つづく。


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