Holly heal のお客さまで、
「それゆけ!メディカル」の編集長でいらっしゃる
熊田梨恵さんが、
阪神淡路大震災を経験なさった
ドクターの
長尾和宏さんと
という本をご出版されました!
おめでとうございます♪
*
Amazon で予約していたものが
お昼に届き、
ランチの後、
一気に読み終えました。
*
過去を踏まえた上で語られた、
とても視野の広い、
すごくいい本でした。
*
阪神淡路大震災の後、
カタチばかりの復興ゆえに、
実はコミュニティの崩壊が起こってしまった現実。
金銭での支援の重要性と、
配布の難しさ。
同じ轍を踏ませないことへの提言。
様々な問題が語られ、問われています。
そこには安易な解答は記されていませんが、
だからこそ、
読む意味があるような気がします。
*
3月のあの日以来、
「今、自分に出来ることは何なのだろう?」
と自分に問いかけた方も多いように思います。
この本には、
支援活動をする上での
大切な「何か」が沢山詰まっています。
ご自身が
阪神淡路の時には被災者でいらっしゃったことも、
その後をお仕事である医師の立場を通して
復興のプロセスを見てこられたこともあり、
実感のこもった言葉の数々は、
読む意味のある内容でした。
お医者さまというのは、
人の生死を見つめるお仕事でもあるからなのでしょうか。
非常に本質的な取り組まれ方に、
勇気をいただきました。
*
読み進めながら、色々なことを思いました。
あまりの出来事に想像の領域を超え、
共感する術を持てていない自分。
思い出したこともあります。
高校時代、TV で報道された湾岸戦争が
テレビゲームよりも臨場感がなかったことへの恐怖。
地下鉄サリン事件が起こった時に、
その恐怖を払拭するために、現地へ駆けつけたこと。
降り立った日中の銀座は、
余りにも平凡な毎日の延長に見えたのですが、
東銀座駅に近づくにつれて、
街が不穏にざわつき、緊張感が溢れてきたこと。
そして、現場。
マスコミ、野次馬。被害者。救護隊。
それでも当事者の気持ちにはなれなかった自分。
阪神淡路大震災。
友達のご実家が無事だったことにホッとしたという
印象しか持てなかった自分。
新潟、そして、東北。
共感の領域を
軽く超えてしまっている事態に、
東京で味わった緊張と恐怖感を重ねても、
到底理解出来ない現実があることだけが判ります。
感じられない、ということは、
ともすると無神経さに繋がるだろうとも思います。
どれ程のことが
起こっているのか。
想像が難しいゆえに、
とても共感が難しいゆえに、
余計なことを言ってしまっていたり、
許容できずに突きつけてしまうこともある自分を
改めて振り返って、
至らずに
申し訳ない気持ちにもなりました。
*
ですが読み終えると、
何かがとても明るいのです。
トパーズはこういう感じです!
アクションしたくなる不思議な力が
ここにはあるなあと感じます。
*
わたしは政治の世界に関わっている
先輩や知人にも
ぜひ読んでもらいたいと思いました。
わたしには出来なくても、
出来る立場にいる人に、この情報を届けたい。
それがひとつわたしの出来ることだと思いました。
ささやかな声というものは、
届ける人がいて、初めて届くことが多いのです。
*
わたしは、
あの日途方に暮れていた
熊田さんが、
立ち上がって、
見つけた「出来たこと」を
Holly heal のお客さまにもお伝えしたい。
と思いました。
人は、
人の背中を見て感じて
初めて納得する生き物のように感じています。
彼女が
がんばってくださったことは、
わたしの元気と勇気になりましたし、
ご紹介することで、
また、
どなたかの勇気に繋がるかも知れない
と思いました。
そして、
感動したことを本人に伝えたい。
そんな風に思いました。
*
お客さま名簿からお電話番号を探し、
即効彼女にご連絡を差し上げて、
感想と
Blog でご紹介したい旨をお伝えしたところ
ご快諾いただけました♪
本当にありがとうございます。
*
本の中でも触れられていることなのですが、
震災後、
彼女の無力感はとても強いものでした。
出来ることをするしかない、
という中、
彼女が記者として選択なさった
「出来ること」が、
この本の出版でした。
*
すごくうれしかったです!
*
Holly heal としてさせていただけることは、
やっぱりどこまでいっても
その方をサポートすると感じられる
クリスタルをお選びすることであり、
心をサポートする
アクセサリーやジュエリーをお届けすることなので、
それって、
社会のお役に役立てるのだろうか?
という、気持ちになることがあります。
震災復興支援ジュエリー「mirai」を
やらせていただいても、
どこか届きにくいものをやっている感がぬぐえず、
主観的で勝手な思いが
押し付けになっているのではないかと
ここしばらく、悩んでいましたし、反省をしていました。
もちろん、想像以上に意図を汲んでくださって、
お手紙をくださる方もいらっしゃいます。
ただ、世の中に対しては
届きにくいものを出してしまったのだな、という
井の中の蛙感をぬぐえずにいたのです。
*
でも、
Holly heal のクリスタルを
受け取ってくださった方々が、
もっと多くの方に届くカタチで、
社会に一石を投じてくださることがある。
そんな事実がすごくうれしかったです!
クリスタルを通してサポートさせていただけたことを、
本当にありがたく思います。
わたしは、
それが本当にうれしいです♪
ありがとうございます。
*
この著作は、
作家の村上龍さんが
目に留めてくださったそうで、
村上さんのメールマガジンでも紹介されています。
長尾先生の想いが、
熊田さんの想いと繋がって、
引き寄せたご縁なのでしょう。
本当にすごいことだと思います!
*
早く世に出す必要があるという想いから、
Weekly マンションの一室に篭って書き進めたそうです。
その際に、
Holly heal からお届けした
クリスタルも連れて行ってくださったというのですから、
じわーっとうれしい気持ちになりました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
*
さて、この本には続きがあります。
本に書かれていたことに
アクションしたくなった人のために
情報提供をしてくれている
facebook上にあります。
気になる方はぜひ覗いてみてください。
震災でご両親を亡くされた
子供達への支援先などもあります。
読んで、感じて、
そして行動したくなったら、
一歩踏み出していただけたらうれしいな…と思います。
*
わたしは、引き続き
ちっちゃな支援活動を続けつつ、
作りたいと思います。
Holly heal の活動に
真摯に取り組みたいと思っています。
1 件のコメント:
さやかさん
共震ドクターを紹介してくださって、ありがとうございます。
この本は、共著の長尾和宏先生の被災地を思う熱いお気持ちに突き動かされて、書けたものだと思っています。
それだけの思いがなければ、きっと出版までいかなかったと思うのです。
それほどに、人と日本を大切に思っておられる方だと思います。
でも、決して独りよがりの内容ではなく「目で耳で足で確認しないと、本当に大事なことは分からない」とあるように、全体を俯瞰してミクロからマクロから、とてもバランスの取れた内容になっていると思います。
まずは生活基盤を整えるために個別救済が必要だということ、そして未成年の遺児は支援基金で支えること。
この両輪があって初めて、被災地は復興に向かえるのだと綴られています。
私も、本当にそうだと思います。
今は「復興」ばかりが言われて、生活再建はどこにもないように思います。
東北という土地だからこそ、生活再建が何よりも大事だと思うのですが…。
これから一層暑くなり、また冬が来て、被災地の復興はこれからです。
この蒸し暑い中、避難所で過ごされている方のことを思うと、胸が苦しくなります。
私のように何かしたいけどできない、と無力感に捉われている方も多いと思うし、このままだと時間とともに震災の記憶が薄れてしまうと危惧します。
何かできれば、と思っておられる方にぜひ手に取って頂きたい本だと思います。
私も被災地の支援を続けている、そのことを少しずつ発信して伝えていきたいと思います。
さやかさん、ありがとうございます。
本がとても美しく見えています。
御守りから、力を頂きました。
本当にたくさんの方に支えられてできた本です。
ぜひ多くの方に伝わればと心から願っています。
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