2013/02/11

自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ
















自ら機会を創り出し、
機会によって自らを変えよ。

江副さんがいらっしゃった頃の
リクルートの社是です。

入社後にこの言葉を知った時は、
しびれました。

今も古巣を愛して止まない理由があるとすれば、
それはこの言葉に集約されているように思います。

土曜日の朝。

ご逝去を知って、
facebook のタイムラインに流れた文字を追うだけでも、

多くのリクルート関係者が、
今も心に深く刻んでいる言葉だと思います。

 *

わたしが入社した当初は、
もう社長は交替後でしたから、

お会いしたいという念願が叶ったのは、
わたし自身もリクルートを卒業した後。

2004年(Holly heal がスタートした年)の
夏でした。

月刊BOSS の企画で
江副さんの講演を伺えることになり、

駆けつけたOB・OGに混ざって、
写真もご一緒しました。

それが最初で最後の出会いでした。

 *

そんなわたしでさえ、

今回のご逝去を知って
それなりに衝撃を受けるというのは、

すごいことかもしれないなと思います。

江副さんは、ある意味
とても愛された経営者だったのだと思います。

 *

朝日新聞の
一面記事に、

こうして
江副さんが取り上げられることにもまた、

当時あった様々な裏側を想起させるものがあり、

リクルート事件というものは一体何だったのかな?
と改めて考えさせられる次第です。

入社時の面接の際に
「リクルートにどんなイメージを持っていますか?」

と聞かれ、

「悪いことをした会社だと思います!」
と明るく答えたわたしですが(笑)、

物事は、表面の報道だけでは
真実とは言えない

ということもまた
大事な側面なのだと思っています。

 *

人材輩出企業として名を馳せたリクルート。

それは、
江副さんの想いの結晶ですよね。

そこに加わらせていただけたこと、
そこで育てていただけたことは、

わたしの人生において
大きな大きな宝です。

 *

泣きながら学んだし、
苦悩も葛藤も沢山しました。

実際壊れるところまで働きましたが、
それを20代で経験させていただけたことは、

大変ありがたいことでした。

基礎を叩き込んでいただいたこと、
あの時にしか吸収しようのなかったものだと思います。

世の中で、本当の意味で仕事をしている人は、
実は少ないかも知れません。

その意味で、わたしは本当に恵まれていました。

一流の方々に多く出会い、繋がり、教えていただけたのは、
リクルートという場によってもたらされた恩恵でした。

「仕事」がとても楽しいことであることは、

先輩方から、
間違いなく見せていただいた、

教えていただけたのだと思います。

リクルートでの経験がなければ、
今のわたしは絶対に居ません。

 *
















2004年夏。
わたしは32歳でした。

リクルートを卒業したのは
2001年。

2013年の今も、
わたしの中で

リクルートのDNA と呼ばれるものは健在です。

企業というものが、
社会に対する誰かの想いの結晶であるとしたら、

わたしもまた

Holly heal や 
FACULTY WORKS Co. Ltd を

社会の中で結晶させたいな
と思えてくる出来事でした。

 *

自ら機会を創り出し、
機会によって自らを変えよ。

これが仕事の根底にあるものだと思います。

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