2013/02/16

最初の一歩と今

















初めて

全く知らない人前で
Holly heal のアクセサリーを販売させていただいたのは、

2009年のことでした。

レディメイドが始まったのはこの瞬間からです。

浅草公会堂で行われたイベントに、

良かったら一緒に参加しない?
お金いらないから、と

誘っていただいての参加でした。

 *

親友につき合ってもらって、
あちこちの布屋さんを巡り、

Holly heal wacca  を置くための大切な布を買いました。

見つかるまで緊張して緊張して、
見つかった時はすごくホッとしました。

世界感がこれなら伝わるって思えたからです。

 *

この頃、月収は3万〜5万円。

通院費や薬代を差っ引いて、貯金もしていたので、
使える金額はわずかでした。

でも、こだわった布。

安売りで有名なお店で買ったのですが、
それでも勇気のいる投資でした。

どんな布の上でもいい訳じゃなくて、
これっていう布の上でお披露目したかったのです。

 *



















その布は、

去年初めて
阪急うめだ本店さまでイベントをさせていただいた際に、

ショーケースの台に合わせて
はさみを入れました。

今はもう、
あの時のショーケース台のサイズのまま、

引き出しに大事にしまわれています。

誇らしい気持ちです。

 *


















そして今年。
2013年の1月。

Holly heal は、

大阪のナンバーワン・デパートメントストアと名高い
阪急うめだ本店さまで、

初めての単独イベントをさせていただきました。

販売させていただいているものは、
今も同じ。

最初から同じ。

丁寧にひとつひとつ作らせていただいている、
天然石アクセサリーです。

 *

ここへ来るまでの間、

当然

さまざまなことが

ありました。

 *

退院した2007年から再開し、
コツコツ作らせていただいてきた、

Holly heal のアクセサリー。

想いは世界が広がるにつれて
深まっているので、

まだ理想のカタチには届いていないのだけど、

お客さまからのあったかい支えの中、
お友達や周囲の方々の応援の中、

こうしてここまでこれたことが、
なんだか信じられない気持ちです。

ありがとうございます。

 *

わたしが
最もやりたいのは、

こうして
わたしを支えてくれた、

ちょっと不思議な
こだわりのオーダーメイドを連綿と続けていくことです。

コンディションの良い時にだけ作ることを
大切に大切にしているのは、

それだけ
お客さまに感謝の気持ちがあるからです。

 *

作らせていただけていたから、

わたしは通院出来たし、お茶が出来たし、
社会に戻って来れた、という。

素敵なお仕事ですね、続けてください。と
何度もメールをいただけたから、

折れずに続けて来れました。

素晴らしい舞台で、
世界感を表現させていただけるようにまでなってきました。

 *

もうちょっとしたら

生活を取り戻すつもりだから。

と、思います。

現状、体調管理がとにかく課題ですが、

以前の仕事量を考えたら、
劇的に向上しているし、

起きて活動していられる時間も
圧倒的に増えました。

お仕事に追いつけてはいないけれど、
じわじわと良くなってきているのは事実です。

お客さまに納期でご迷惑おかけしてるのは
本当にに申し訳なくて、いつもしんどいし、

ファンを失っている実感もあるけれど…、

ちゃんと出来ないからと
止めるより

ましなのではないかとも思っています。

決して開き直っている訳ではなく、

限界までやってみて、
それ以上は、今すぐ難しいという

現実を見つめると言う意味で。

 *

もう何も出来ないかもしれない。

が、出発点だったのだから、
今ある状態は夢のようです。

とんでもない滑り込みでも、
滑り込ませてもらえるなら、努力は続けられる。

そう思って、
現状を向上させるための努力を続けています。

オーダーメイドは
数が限定されるので、

現状の単価構成を考えると
限界が見えています。

それだけじゃ、まだ生活が取り戻せない。

わたしは、作りたい。
作り続けたい。

そのための努力です。

 *

立て直したいと思った時に、
そのイメージが少しずつわくようになってきました。

そういうところが
現実的に見えてくるところまで来れました!

「脳の機能は、元には戻らないかもしれないです」
といったお医者さまの言葉があったのは

2007年の夏でした。

未来は空想の世界です。
予言じゃない。

だから判らないのだから、と思いました。

 *

想定外です。

こうやって人前に出られるようになったことさえも、
1度は信じられなかった世界です。

こうなりたい、という
未来像を思い描くには、

当時の現実はハード過ぎました。

でも、出来ることはあった。

毎日出来ることを、
ただただ積み上げてきただけだから。

今ある現実は、
明らかに想定外です。

 *

生涯をかけて、
絶対に達成したいことがあります。

まだ2人にしか伝えたことがない、
地道な目標があります。

達成するまでは、あきらめないつもりです。

だからどうか、
引き続き見守ってください。

わたしは、がんばりたいって思っています。



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