2012/04/24
温かい言葉
その人は、
人のことをあんまり信用しません。
どうしてそんなに殺伐とした世界観の中で
生きているのだろうかと思います。
人として根はとても優しい人なのですが、
これは変だ!
勝手にやったに違いない。
これはおかしい!
騙しているんじゃないか?
という、
疑惑に満ちた言葉が多く、
人を悪く言うことが多いのです。
*
人前では、
ニコニコと人当たり良くしているのですが、
電車の中などでふと見かけると
眉間には皺が寄り、
どちらかと言えば、
気難しく怖い顔つきです。
*
彼は人に
話をしっかり聴いてもらうことが難しいので、
身近な人が
溢れる暴言の相手をすることになります。
そして
そんな不愉快な話はしないで欲しいと
言われ続けてしまうのです。
*
温かい言葉を
使うことなのだと思います。
言葉は、
人と仲良くなるためにあると思うのです。
わたしは時々、
「自分は間違っていないんだ」ということを言いたいがために、
そうではない言葉を使ってしまうことがあって、
後から反省をします。
そんなわたしが言うのでは
説得力に欠けますが、
やっぱり基本言葉は、
仲良くなるために使うものだと思っています。
自分と誰かが仲良くなるためだったり、
誰かと誰かが仲良くなるためだったり、
そのために言葉を使う。
*
相手につられずに
温かい言葉を投げかけ続けていると、
多くの場合、
ちょっとずつ温かいものが戻ってきます。
じっくりやっていく感じは、
アゲートっぽいです。
*
彼はきっと、
自分の内側にある
本音を無視して
生きてきてしまったのではないか?
時々そんなことを思います。
自分を無視して、
がんばってしまったのではないか?
その優しさゆえに。
と思うことがあります。
*
彼は優しくされたいのだろうと、感じます。
でも、彼の言動がそれをさせないのです。
*
彼には、ロードナイトが似合います。
ロードクロサイトが必要かもしれないと感じます。
ローズクォーツを学べばいいのにと思います。
*
温かい言葉を使うこと。
まずは、
自分に対して。
それが基本のキ、なのではないかな?
と思うのでした。
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