2010/07/08

七夕の夜とその後
















七夕の日。


を観て来ました。

素人がデジタル編集したような
簡素なフィルムでした。

 *

編集のかかっている部分は、
ともかくとして、

彼をただ映している部分について、
観ることが出来て良かったです。

映画を観終わってから、

一緒に観に行った美津子さんと、
ロイヤルコペンハーゲンのカフェで

お茶をいただきながら
あれこれと語り合いました。

 *

マスコミにあがってくる情報は、

結局誰かの視点なんだよ、ということを
知っていることが大事なのではないかなあと思います。

MJの声だけが、
ある情景に対して響く

という編集もありました。

それは感動的な流れの為の演出でした。

彼の素顔を探すために映画を観ているのならば、

それを観た時は、
それに素直に感動するのは違うかも知れません。

それは、
明らかにMJの口から出た言葉であっても、

言葉の主旨とは関係がない、と
気づけることが大事というか…。

 *

車の中で笑っているMJ。
大量の香水を自分に吹きかけるMJ。

高校生からダンスに誘われても断ったMJ。
黒が好きだと言ったMJ。
ナイフを買わなかったMJ。

ファンからの絵に優劣をつけなかったMJ。
壁際から若いタレントと言葉を交わすMJ。

見えるままに、淡々と映っている映像からは、
MJ が感じられました。

その事実があったということだけが、
本当のことなのだと思います。

5年前の映像だったようなのですが、

MJ 擁護に繋がるファンの発言も
あれだけ映像に残っていたのであれば、

何故、世の中に出せなかったのか、
想像すると本当に辛い気持ちになりました。

 *

彼が、どんな人生を送っていたのかという
バックボーンへの理解をなしに、

彼の表面的な言動をジャッジするのは、
本当におかしなことだと感じました。

普段の生活の中でも、

相手への理解をなしに、
表面的な言動だけで人を決め付けるのは

本当におかしなことのように感じます。

そのおかしさに気づかずにいることが、
MJ へのバッシングへと繋がったのではないかなと、

思わずにいられませんでした。

 *

一緒に暮らしていたとしても、
知らないことは沢山あって当たり前ですし、

相手の生きてきた道や、
信じてきた道を理解する機会は少ない気がします。

でも、

あらゆる面を含んでいるのが
その人であり、

その人の言動の源なのだということ。

それには敬意を払ってもいいのではないかなと思うのです。

うまく言えないのですが、
本当に複雑な気持ちになり、まだもやもやします。

MJ に関しては、

真相を知りたいと思っても、
彼はもう居なくて、

叶わないという事実だけがあるのだなあ…と。

そして、わたしにとって、
その知りたいという欲求は、

毎日の生活の中で

優先順位的には
低いものであることも

感じずにはいられないのですよね。

本当にどうしても知りたかったら、
わたしはもう動いているはずなのです。

 *

みほちゃんと電話で話しをしていて、

MJ のために
他人のために出来ることなんて

何もないなと思いました。

そんな、誰かのためになんて、
おこがましくて、言うのは難しいです。

わたしがやりたくて、
一生懸命やっている結果、

それが誰かの役に立つことは
あるかも知れないけれど、

経験的にも、

誰かのためにというのは、
とても難しいですし、

無理なことだ、と感じます。

わたしが出来ることを
精一杯やるだけなんだなあと、思います。

やりたくて、やらせていただけることを
一生懸命やるだけなんだなあと。

そんな話をしていたら、
涙が出てきました。

同時に、悲しみの淵からも
気持ちが立ち上がりました。

 *

MJ は死んでしまった。

だけど、わたしは生きていて、

彼の死から感じることを
美津子さんやみほちゃんとおしゃべり出来る。

MJ にまつわる話から、
とっても深い話が出来ていて、

それは本当に自分の人生において、
素晴らしい経験だなと思える。

なんか、もうそれに尽きるんだよなあと。

外側で何があったとしても、
自分を生きることしか出来ないんだなあと、

でもそれが、
本当に大事なことなんだよなあと。

ちゃんと、
今を見つめて、

今を生きていくことは、
元気の素なのかもしれないですよね。

 *














映画を観て帰ってきた、七夕の夜。

UTLリトリートの
有本さんから、

Holly heal wacca の着用写真が
届いていました。

うれしかったです♪

 *

わたしにはこれしか出来なかった頃、
やらせてくださった方々が居てくださいました。

作りたい気持ちは続いていて、
今に至ります。

こうやって、

Holly heal を
楽しんでくださる方々が居てくださるから、

わたしは、
がんばれるんだなあと思います。

 *

なんだかよく判らない内容ですが、
今日はこの辺で。

素敵な夜をお過ごしくださいね。


3 件のコメント:

Naomi さんのコメント...

こんばんは
おじゃま致します〜

本日 映画を観てきました。
ネタバレしたくなかったので
何の前情報も検索せずに行きました。
こちらのブログも最初の6行だけ読ませていただいて 笑

私は 観なければ良かったと思いました〜 笑
Loveがないと思いました・・・
Loveどころか悪意を感じてしまいました・・

こういう系の本やDVDはすごく避けていたのに
わざわざ映画で観ている私って一体・・と思い
ここに 何の「学び」があるのだろうと考えました。

でも 笑いから怒り・悲しみそして混乱してきたので
帰りに 氏神様にお参りしました〜
そして 少し落ち着いた次第です〜

sayakaさんは ちゃんと消化・昇華なさってて
すごいなあと思いました。

私も友人と観に行ったのですけども
友人の見終わった時の一言が
「死人に口なし・・」だったので
いやー本当に・・
MJの 素顔 とか 真実 とか
分かりようのないものより
個人的に「作品」を楽しもう☆と思いました。

ちょっと衝撃的な日でした 笑
長々とすいません
ありがとうございます。

Saya Mitake さんのコメント...

☆namiさん☆

コメントありがとうございます。

物事にはなんにでも、
色んな受け取り方があるなあと思います。

そしてそれでいいのだと思います。

わたしは、罪滅ぼしのような映画だと感じました。
これもまた愛だなあと思います。

MJ はスターとしての自分像以上に、
素顔を知って欲しかったのかなあと。

だから私生活を悪意を持って報道され
おそらく傷ついたであろう後もまた
こうしてピンマイクをつけ、
カメラの前に立ったのではないかなと。

少なくとも、
そんなことがあってもまた、
マイクをつけて、カメラの前には立っている。

その姿を観られること、
映っていた事実の部分が
事実として存在していたこと。
それが大事なことなんじゃないかなと感じます。

だから、わたしは拝見できて良かったなあと思っています。

沢山の投影を受けたであろう彼の、
ある姿が観られたことは喜びです。

淡々と撮れているものを
流してくれるだけでも良かったのですけれど(笑)、
ある部分編集はMJ ファンに感動して欲しくて
作ってしまった感じが伝わってきました。

そういう意味で、わたしは善意を感じます。

映っていたMJ を観て感じることは
人それぞれなのだろうと思います。
ただ、おそらく演技ではなく、
彼はああだったことがある、という、
それが判ってうれしいです。

色々な受け取り方があるのは自然なことですものね。

THIS IS IT にあった
ケニー・オルテガさんの愛情のように、
判りやすい受け取りやすい愛情では
ないかもしれないけれど、

今、あれだけの擁護の言葉を含めて
マスに報道するのは、ひとつの愛情だと感じます。

そして、きっと、撮った方は、
オルテガさんに比べると、
愛情を受け取るのが下手な方なのだろうなと、そう感じます。

Naomi さんのコメント...

なるほどー。
すごいですね。
確かにどんな形であれ
愛がないと
映画とかつくらないですよね。

そして 映画を観て 落ち着いてから
映画中の(私的に)暗黒マイケルwが
ものすごく愛おしくなってきて 笑
やっと 私の中で
人間化したかのような
今まで どこか 人として見てなかったというか
聖人君子・偶像崇拝的に見ていたことが
よく分かりました。
私は常にそういう対象を設定して
生きてきたので
そんな自分も嫌いではないですが
sayakaさんは もともとMJを
人として見ていらっしゃったのかなあと思い
そのブレなさにすごく男気のような
りりしさを感じました。
すごいです−。

ずっと光だけを追い続けて
突然ひっくりかえったような気持ちです
闇 というか 影 というか
マイナスという意味ではなく
だた 存在するものとしての
陰と陽という学びだったのかと思うと
いや〜あの映画にも
ありがとうございます と
言えるかもしれません。

どこにでも 愛はあって
その形は 本当に色々ですね。

ありがとうございます♪