魔法のマフラー

さてさて、先日ご紹介した

ちっちゃな巾着の続きです！

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R.N. さんが

対面オーダーを申し込んでくださって、

なんと！

わたしと礼子の分の

クリスタル入れを

作って持ってきてくださったのです♪

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素人で、下手だから、

近くで見たらがっかりするかも、

みたいなことをメールでお話されていたのですが、

なんて言うのでしょうか。

N. さんの作られるものは、

あったかい気持ちが

ぽわぽわと伝わってくる編み物なのです♪

さすが礼子、めざとい！

と思いました（笑）。

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彼女とわたしは中学時代からの親友なのですが、

昔から礼子のセンスは

すごく良かったのですよね。

チョイスが本当に上手くて、

いい目を持っているんですよね！

ちなみに、

今回の展示会に出させていただいている

Holly heal alive は、

職人としての彼女が全て制作したのですが、

すごく仕上がりがいいですしね！

クリスタルをちゃんと活かして作れる

貴重な作り手でもあります♪

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話が逸れました！

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N. さんは、メールで、

編み物が大好きだ

ということをお話しくださっていました。

マフラーを編むのが好きで、

親戚にもお友達にも

もう一通り編んでしまったので、

巻く首がないんです。

と。

本当にお好きだということが

メールからも感じ取れたので、

もし良かったら作っていただけませんか？！

と、お返事させていただいたところ、

快諾してくださっていました♪

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寒くなる前に、と

お話いただいていたのを

すっかり忘れていたのですが、

この日

対面オーダーで

編みあがったマフラーを

プレゼントしてくださったのです！！

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編み物もまた、

人柄がすごく出ます♪

毛糸に

作り手の気持ちが伝わっているというか、

愛情の溢れたものって、

触れた瞬間に感じるものがあります。

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N. さんの編まれたマフラーは、

鹿の子編みのシンプルなものでした。

でも、

以前

Holly heal の職人さんがおっしゃったように、

シンプルなものって、

実は、一番難しいのです。

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毛糸のせいだけじゃないと思います。

ふわんと軽やかで、

あったかい。

押し付けのない温かさ。

近寄り過ぎず、離れもしない、

本当の、優しさ。

なんかもー、

うれしくてうれしくて、

その温かさがたまらなく、

どうしようかと思う位

うれしかったです！

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何故か入ったお店の、

わたし達の

通していただいた席の横には、

大きな鏡があったので、

席を立って、

ぐるっと首に巻いて観ました！

うれしかったです～！

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色も本当に素敵でした♪

わたしが以前、

あ、これ欲しいな～と思って

Twitter か何かでご紹介した

セーターも見ていてくださって、

（でも、まだ買えてないのです！）

似合うと思って、と

選んでくださったのだそうです♪

それにも

もちろん感激でした！

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うれしさ爆発中のわたしを、

N. さんが撮ってくださいました♪

両手でマフラーの端を掴んでいるのですが、

うれしくってうれしくって、

掴んでいました。

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その日の夜。

お布団に入った後、

ハンガーにかけたマフラーがどうしても気になって、

ぐるぐる丸めて

ぬいぐるみを抱くようにして

一緒に眠ることにしました（笑）。

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抱きしめても、

その、

はんなりした温かさが

やっぱりうれしくて、

しばらく抱いて

幸せ一杯になったところで、

枕元に置いて、

眠りにつきました。

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明け方ふと目が覚めて、

見た夢の不思議さに少し呆然としました。

あ、わたしは

押さえつけられることを

愛だと勘違いしていたことがあるんだな、

という発見がありました。

　＊

その後。

湧き上がってくるように、

とある人との関わりを思いました。

不思議な感覚でした。

ものすごく純度の高い

透明なものが、

両目からとめどなく流れ出てくるのです。

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ありがたくてありがたくて、

涙が溢れて止まらず、

初めて味わう感覚に陥りました。

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初めての感覚なので、

それを表現するための言葉が見当たらないのです。

大切とも違う、愛とも違う、好きとも違う、

生きていて欲しいとか、

居て欲しいとか、

何かして欲しいとか、

そういう欲求も一切無縁な、

ただただ、

透明な感じでした。

とても静かな感動でした。

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どれだけ自分が

その人が居ることで助かっているか。

なんて助かっているんだ！

というびっくりと、

ただただ、

その瞬間に溢れてくるありがたい、

ありがたいという言葉も

やっぱりちょっとニュアンスが違うのだけど、

でも、

ありがたい感覚。

そんな相手が存在しているのは

奇跡のようだなと感じる、

透き通った感覚でした。

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ぐるぐるに巻いたマフラーを抱きしめながら、

その新鮮な驚きと感動に

感覚を委ねました。

ただただ、

流れてゆく、

瞼の腫れない涙でした。

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ふと目を外に向けると、

窓際にあるトルソー越しに

丸く綺麗な月が出ていました。

白んでゆく空に、

少しずつ月の輪郭が

飲み込まれていくのを見つめました。

あんまりにも素敵な感動だったので、

手紙を書こうかなと思ったのですが、

しばらく自分の

内側で感じるだけにしておこうと思いました。

こんな感動を

言葉にして

感覚を分類してしまうなんて、

とても味わいの薄れる

もったいないこと

のような気がしてなりませんでした。

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これはもう、

魔法のマフラーです（笑）♪

夢は往々にしてシグナルです。

辛かったことに向き合う時に、

愛があるとやりやすい。

この距離と温かさは、

本物でした。

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どうしてこんな素敵なものが作れてしまうのだろう！

と思います。

マフラーのあったかさが運んでくれた

奇跡みたいな時間でした。

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対面オーダーで

お話をしながら伺ったところ、

（対面オーダーだったのが申し訳ないです！）

N. さんは、

相変わらず巻く首を探していらっしゃるようだったので（笑）、

その時、

もうなんかこのうれしさは、

共有したい感じでしたから、

「巻く首探しましょ～！」と、

ハートマークがつくような気持ちで溢れながら、

N. さんにお話していました♪

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まずはいっぱい作ってみようかな、と

お話されていたので、

もし実現した暁には、

わたしからも

みなさんにご紹介したいなって思います♪

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早くもっと寒くならないかなって思います。