2014/08/17

自分のことばかり?




















自分のことばかり、
と言われることがあるのですが。

別にわたしが
辛いことに共感して欲しいとか、

そういうこととは違うのです。

それは意図とは違うのです。

 *

実話からだけ、

人は
何かを見つけているように感じて来ました。

編集されたものであっても
それが

「フィクション」か
「ノンフィクション」と表記されるかで

「感動の度合いが違う」
ということは、

テレビを観ていて
理解した方も居る筈です。

 *

本当の話を
聴かせてもらった時にだけ、

人って、
ちゃんと自分の内側と向き合える。

そういう感覚はいつも持ちます。

だとしたら、
わたしが見せたいのは、

本当の話の方だなと思います。

 *

とはいえ、

本当にどうしようもない程
深いところと向き合っていた時は、

一切言葉にならなくて、

去年などは
かなり更新が出来ませんでした。

そういうこともあります。

 *

「そんな暗いことばっかり書いていたら
運気が逃げるわよ!」

と言われたこともあります。

でもそうかなあ…?と。

わたしが今に至るまでに、
たくさんの方から

色んなお気持ちを
聴かせていただけているのは、

多分、こうだから、なのだと思います。

 *

本当に辛いと感じる時に、
何かを決断しなくてはならない時に、

言える相手が居ることは、
恐らく大きな安心だろうとは思うのです。

 *

自分だけじゃなかった!

ああ、そういう人が
他にも生きているなと事実知っていることは、

それだけでも違うのではないかな?
と思います。

本当に日常のアップダウンは
誰にでも起っていることなので、

聴いてきたわたしが
保証してもいいのですが(笑)、

でも、どの位なのかは、
具体的に知らない限り、

不安は続くものなのではないかな?と。

 *

弱い気持ちを
本音を晒すのは

こういう社会においては
誰だって躊躇することなのではないかと。

でも、

誰にだって、
起っていること。

それこそ、わたしが言われたように

「そんな暗いこと!」と言われた日には、
わたしだってちょっとは傷つく訳です(笑)。

それを慣れない人が聴いて、
平静で居られるかなあ?と思うと

時折疑問でもあります。

そうやって
「明るいこと」だけを良しとするから、

心が壊れちゃうんじゃないのかな?と
思ったりもします。

 *

しんどい時はあると。

そういう気持ちでも
良いんじゃないの?と

本気で伝えるには、

自分自身が、

自分のあらゆる感性を
良しとしている必要があるなと思っています。

そうじゃないと、

そこで誰かに伝えられる肯定は、
単なるポーズになってしまうからです。

 *

それはどこか
感じ取れる、

解るものだと思います。

そしてそれに
傷つく人も居るだろうと思います。

傷ついたからこそ、
言えないで抱えることになった人も
いると思うのです。

 *

わたしは、誰を信頼するかな?
と考えた時に。

いつも良いことを言うだけの人は

正直、
信頼するのが難しいです。

その人の背後に、

むしろそうじゃない在り方が観えた時に、
人として安心します。

 *

現代は、
ホッとすることが減っている気がします。

こんなもんですわ。
という。

泣いたり笑ったりして、
なんとかやってるんです。

という。

そういうことは、
安心感になるんじゃないのかな?

自分も出来ることがあるって、
そこから気がつける人も居るんじゃないのかな?

と思ったからこそ。

だから、
わたしは伝えてきました。

 *

あなたがどういう読み方をしているのか、
わたしには解らないけれど。

わたしが自分を晒すのは、

それが時に誰かの心を

勇気づけたり
支えたり出来るから

と知っているからなのです。

そして、だから。

わたしはたくさんの人から
お話を伺ってきているのだと思います。

 *

そろそろ対面オーダーで
お客さまとお茶をしたい気持ちです。


ストーン・コンシェルジュ & 作家 みたけさやか

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