2014/08/07

her 世界でひとつの彼女




















とある編集者さんが
紹介されていた映画。

観たかったのを思い出して、

「行きたい〜!」と言ってくれた
スタッフの木村と観て来ました。

 *

観なきゃ良かったです。

スパイク・ジョーンズさんは、
やっぱり天才でした。

 *

ディズニー映画のように

誰しもがある意味
同じメッセージが受けとれるよう

作られているものとは違って、

人によって非常に、
色んな観え方のする映画だと思います。

誰に、何に、感情移入するかでも違うし、

どこに立って観るかという
俯瞰状態によっても見えるレイヤーが違う。

…天才って…!!!
うううーーーーー!!!

と思いました(笑)。

観終わって
普段星とか全く思いもしないし言わない私が、

「天才なんかきらいだ〜(涙)!!!
わたし、もう、うさぎの星へ帰ります!!!」

「モフモフしたうさぎに埋もれて死ぬから!」

ときゃーきゃー言い放って、
ふらふらして(=重心ぶれまくって)いたので、

木村から

「わたしはさやかさんの表現も観たいから
まだ帰らないでよ〜」<優しい

「そのまま電車に乗ったら危ないから
スタバでごちそうするから!」<優しい

と言われた位です。

 *

「わたしが
30年かけて色々やってきたことなんて!」

「もう天才10人居たらそれでいいじゃん!」

とやけっぱちになった(笑)のには、
理由があります。

her には
そういう要素がちゃんと含まれていて、

非常に明解に
表現されているからです。

あの違和感を
日常に見落としているわたし達を、

ああやって観ている視点。

すごいです。

 *

非常に本質的なことを
表現していると感じます。

 *

元奥さんである、
ソフィア・コッポラさんの映画

「ロストイントランスレーション」への
アンサー・ムービーだ、

ということも言われているこの映画ですが。

まあ、感想というのは、
全てそれで正解なのですから。

興味のある方はぜひ、
観て感じてください。

 *

あ、まだDVD とかにはなっていない筈。

いずれにしても
親や子どもの居る前で観る映画ではないので、

そこだけ注意してくださいね(笑)。


ストーン・コンシェルジュ & 作家 みたけさやか

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