2015/01/22

10年間で何が出来たのか?・4




















前回からのつづき)

自分自身が自己否定をしながら、
他人を肯定している。

そういう状態というのは、

ヒーリング業界でも、
カウンセリングやコーチングの世界でも、

意外と頻繁に起こっている現象かな?
と感じています。

 *

「人の感じる力」というのは
すごいものがある。

きちんと嘘は見抜いているし、

「口だけ」なのか
「中身がある」のか、

聴き分けているものだなと思っています。

大人はそれを出さないでいるだけで、

感性は子どものまま
どこかに息をひそめて

きちんと世界を捉えている気がするのです。

 *

自分自身が自己否定をしている中で
させていただく「肯定」。

それだと、

どうしても
「肯定っぽいもの」が伝わるだけで

本当にそれでいいんだなあ!
という肯定にはなりにくいんじゃないか?

ということは考えていました。

 *

わたしが自分に対する想いを
書き連ねて来た背景には、

「わたしもまた
あなたと同じように悩んでいる」

ということの
暴露が必要かなと思ったからなのです。

 *

わたしも出来ないことがある、
自分をダメだと感じるところがある。

でも、その上で、越えたいとは思ってる。
諦めていることもある。

若い頃とは違って、

完璧なんてどっちでもいいや〜、と
思っているところもある。

そういう、わたし。

莫迦正直な生き方をするわたし
と出会うことは、

もしかしたら
型通りの「肯定」より、

余程意味があるのではないか?
ということがありました。

 *

もちろん、
この人すごいな!という方から

「実はわたしにだってこういう気持ちがあるのよ♪」
と陰でお話しいただくから、

感動するし
ホッとすることも多いと思います(笑)。

でも。

思うように外にも出られず、

自由に動けないところからが
スタートだったこともあり。

そんなやり方になって行ったのでした。

 *

「敢えて、特別な人にならない」。

「同じところから
スタートしている自分を見せる」。

揶揄されるような前提から
敢えて身を隠さずに居る。

前回書いたように、
勇気はいったのですが…結果的には

その勇気は
お客さまに伝わることも多く、

わたし自身に
勇気づけとして戻ってくるもの

となったのでした。

謀らずもわたし自身が
お客さまから

「勇気をいただくもの」になったのです。

 *

「人のためを考えてやると、
必ずそれは自分に戻ってくるものよ」。

そうお話しくださったのは
大尊敬する清水ヨウコ先生でしたが、

「まさに!」の出来事だったのです。

(つづく)



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