2015/01/23

10年間で何が出来たのか?・5




















前回からのつづき)

Holly heal の大きな転機は、
何度かあるのですが。

1番大きな転機は、
2011年です。

震災があり、

その時に自分の思うような
被災地支援が一切出来なかった自分に

ものすごい自己嫌悪感を抱いたことが
キッカケでした。

 *

簡単に言うと、
自由に使えるお金がなかったのです。

 *

病気を抱えながら生きるというのは、

そんなに
単純なものでもなくて。

「心労で制限されるもの」も、
結構ありました。

もちろん、
「わたし自身のキャパシティの問題」です。

それでも世の中には、

つよくしなやかに
生きていらっしゃる方々は沢山居ますから

敢えてその方々との
比較をせずに言うのですが…、

その心理的負担感を原因とする
不調も

わたしには、
かなりの頻度でありました。

 *

それでも震災後には、

状況に甘んじている自分は
「すごくイヤ!」と思ったのでした。

このままわたしは
やりたいことが出来ないまま、

こんな状態を一生続けるしかないのか?
という疑問に対して、

改善出来るかも知れないのだから、

まだやったことがないことが
「ある」のだから、

「やってみたらいい!」と思ったのです。

 *

もし、

改善出来なくても
今のままだし、

もし、

改善出来たら
新しい未来が待っているのだから。

と思ったのでした。

 *

この頃から

次々にファッション業界に携わる方々との
リレーションが増えたのも

今思うと…不思議です。

引き寄せとか
シンクロニシティというのは

当然起こっているものなので、
不思議がる必要もないのですが…(笑)。

改めて思い出すと、
驚くべきだなあ!と。

震災後のそういう動きが
自分の意識に上がってくる直前位から

人との出会いが起っていたのです。

 *

自分が「意図する前」から(笑)!

こういうのに気がつくと、

自分の意思以外のところで
何かの流れは確実にあるなあ…と思えて来ます。

 *

そうやって、
震災直後は元々ご紹介いただく予定だった

ジュエリー会社の社長さんと
お話もさせていただいて、

mirai(未来)という
震災復興ジュエリーをリリースすることになり。

やはり震災後のある日、

アクセサリーをお仕事として
もっと膨らませることは出来ないのだろうか?

とお食事会でおしゃべりをしていたら、

お友達にご紹介いただいた
ライターさんから

rooms」という
ファッションの合同展示会を知り。

作品オーディションに
参加させていただいて、

出展権をいただくという流れになります。

 *

2011年はわたしの中で
大きなターニングポイントとなりました。

改めて振り返ってみると…

意図するよりも速く
流れがやって来ていたことは、

とても不思議です。

 *

自分の意図を越えたところ。

そういうものは
「ないのだ!」とするには、

ちょっと現実が
その存在を示し過ぎているようにも感じますね(笑)。



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